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三田学院

[2018年7月26日]

【新入試】お茶の水女子大附中

お茶の水女子大学附属中学が、2021年度より「新入試」を実施する。現小4より適用となる。

都立中などで実施している「適性検査」に近い形式になる可能性がある。

学校ホームページの案内文には、次のように説明がある。

・・前文省略・・すでに発表されておりまように、2020年から実施される大学入試選抜試験は、思考力・判断表現を重視する方向に大きく転換しようとています。こうした背景の中で本校は、従来の4教科型の入試を土台として、思考力を一層重視した教科横断・総合的な学力を見る検定科目を含めた3教科型の入学検定を、2021年度入試から取り入れることとしたいと考えております。・・以下省略・・

いよいよ、国立大学附属学校の入学者選抜に、大改革の嵐が吹きだすのかもしれない。

入学難易度で「都立小石川」に猛追を受け、大学進学実績で「都立小石川」に実質的に抜かれたことに焦りを感じているかもしれない。しかし、多くの検定教科書執筆者が教鞭をとる超名門の同校が、国公立トップ校の座を、やすやすと明け渡すとは思えない。

大学入試改革を想定して試作された「大学入試・新テスト」の模擬試験で、「都立小石川」と「渋谷学園幕張」が全国トップレベルの成績となったとの情報もある。今後は、大学進学実績の勢力図が大きく変化する可能性がある。最難関の国立大学附属校も、うかうかしてはいられなくなったか。

お茶の水女子附属は、高校を女子校のままとするのか、また、筑波大学附属とどこまで相互連携するのか、不透明な部分がまだまだ多いが、実に興味深い動きだ。

「小石川女子」や「渋幕女子」のトップ層を、奪い返すことになるのだろうか。

「女・筑駒」化を予想する教育評論家もいる。

最難関レベルの中学入試において、近い将来、台風の目になるかもしれない。