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三田学院

[2018年10月31日]

【都立中】願書配布説明会

11月に入れば、入試までの残り期間は3ヶ月となる。

11月中下旬頃から、出願書類の配布が始まる。

ほとんどの都立中では「願書配布説明会」が開催される。例年、区立九段が1週間早く配布説明会を行い、都立中が同じ週末に集中していた。

この時点で、出願校が確定していない受検生親子は、家族や親類で手分けをして、複数の都立中の「配布説明会」に参加する必要があった。

しかし、今年の開催は日程が集中していない。

九段:11月17日(土)
両国:11月23日(金・祝)
大泉:11月23日(金・祝)
桜修館:11月25日(日)
白鴎:12月1日(土)
富士:12月1日(土)

*正確な情報は学校ホームページなどでご確認ください。

しかも、小石川は、昨年度から「願書配布説明会」を実施しなくなった。今年度の、窓口での配布開始は12月に入ってからだ。

「願書配布説明会」を開催しなくなった理由は、おそらく、小5以下の保護者の参加が多かったためだろう。出願書類が足らなくなっては重大な事件になる。増刷する時間的余裕などない。余分に刷れば、余計な経費がかかる。

出願書類を受け取ったら、遅滞なく小学校担任教員に、「報告書」などの作成をお願いしなければならない。この時点で、出願校は実質的に1校に絞られる。

年が明け、3学期が始まると、封印された「報告書」が返却される。「出願書類一式」をそろえて、期間内に、指定の方法で出願する。

早ければ、1月半ば過ぎから「受検票」が届きだす。

この頃には、埼玉や千葉で、すでに前哨戦が始まっている。受験シーズン独特の雰囲気に包まれる。

2月1日、東京都中学入試の狼煙が上がる。

2月3日、運命の出陣を迎える。

2月9日、審判が下る。

2月下旬、繰上候補者も、運命が確定する。

合格者は受検校の、不合格者は地元中学の、入学者説明会などに、あわただしく参加する。

それぞれの会場で、制服採寸しながら、それぞれに思う。

Aさん:「ワタシの着る制服は、まさにコレよ!」
Bさん:「ワタシの着る制服は、本当にコレでよかったの?」
Cさん:「ワタシの着る制服は、なんでコレなの?」

制服採寸場では、毎年のように、ちょっとしたドラマがある。