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三田学院

[2018年11月13日]

【都立中】併願−山脇

都立中の本気の併願校候補をシリーズでお伝えしている。

第3弾は女子校である。

山脇学園は、来春入試で、2月1日午後に「算数」または「国語」の「1教科入試」を新設する。

「算数」か「国語」の、どちらか1教科で良い。

ここは、ハッキリ勝負がつく「算数」を選択したい。

もちろん、国語が大得意なら「国語」でもよい。

創立115年の歴史を誇る。名門短大の山脇短大の付属校として人気が高かったが、バブル期頃からの女子の四年制大学進学志向の高まりで人気が一時低迷した。しかし、短期大学部門を閉鎖して中高一貫校として再出発することで、名門山脇の復活に成功した。

募集人数は、算数20名、国語20名だ。ただし、辞退者を見込んで、合格者数はかなり多くなる見込みだ。

受験料は15,000円

公式の特待はない。

よって、授業料が安いという理由で都立中を目指す受検生の併願にはお勧めしない。

入学手続きは2月4日で、入学金25万円と、学園維持費10万円の納入を済ませないと権利喪失になる。2月6日までに辞退届を出せば、学園維持費10万円は返却される。ちょっとお高いが、保険料だと思えば、必要経費だと考えられなくもない。

品川女子や普連土学園の「算数入試」よりも、難易度で若干平易になる見込みなので、確実に合格通知を手にして、2月3日の本命である都立中入試に、自信を持って臨むのに適していそうだ。

適性検査入試を行う、多くの「低偏差値私立中学」に入学するよりも、価値ある選択になる可能性が高くはないだろうか。

地下鉄「赤坂見附駅」、「赤坂駅」、「青山一丁目駅」が使える。「赤坂見附駅」が最も近い。

2013年に新制服が追加されたが、保護者世代には、旧タイプの制服の方が馴染みがあるかもしれない。

ランチシステムが興味深い。カフェテリアと売店があるので弁当持参の必要はないが、「朝カラ(のマイ弁当箱)」を厨房に提出しておくと、昼食時間までに料理を詰めて渡してくれるという、忙しいお嬢様向けのサービスもある。

立地も良いが、校舎や設備は奇麗かつ上品だ。これを見せたら、都立学校には行きたくない、と言い出すかもしれないので、まずは保護者だけで学校見学するのがいいかもしれない。