[2018年11月28日]
都立中の本気の併願校候補をシリーズでお伝えしてきた。
終了するつもりだったが、6校目を追加する。
シリーズ第6弾は女子校である。
特待がある。
4科入試、2科入試の他に、「算数入試」と「新思考力入試」がある。どちらも、日程に組み入れやすい。
・2月1日午後:算数入試
・2月4日午前:新思考力入試
過去問やサンプル問題から判断して、「算数入試」をお勧めする。「新思考力入試」の大問?合科型は、理科と社会の受験学力がそれなりにないと、得点できない可能性があるからだ。しかし、大問?と?は十分に闘えるはずだ。
さらに、うれしいことが3つある。
?「延納手続き」をすれば、2月9日の午前11時まで、入学手続きが延長できる。都立中の合格発表を待てる。しかし、ギリギリだ。
?「特待生制度」がある。
?「指定校推薦」が充実している。一般入試で、医学部医学科や獣医学部や薬学部へ進学する人も多い。
難易度的には、これまでにご紹介した、どの学校よりも手ごろなので、難関私立中との併願には自信がないという女子受検生にはちょうどよいかもしれない。
特待合格できても、お目当ての都立中学には合格できないかもしれない。しかし、特待ならもちろん、一般合格であっても、地元公立中学回避という選択には十分対応できる私立学校だろう。
少なくとも、どこかの大手都立中受検専門塾の都立中不合格予定者の受け皿専門のような、低偏差値私立へ進むより、はるかに満足度が高くなるのではないか。
所在地から、武蔵、三鷹、大泉、富士などとの併願に便利ではないだろうか。中央線や地下鉄東西線が使えるので、都心や城東地区からのアクセスも悪くない。
校舎は新しく設備も整っている。私立はどこもそうだが、都立中高のように、壁が汚れ、床にホコリが溜まり、トイレが汚いといったことはない。喘息やアレルギーの人でも安心だ。綺麗好きには嬉しい。難点は中野区にありながら校庭が広くないことだ。女子校だから校庭は広くなくても不便はないのだろう。