[2018年12月27日]
除夜の鐘が聞こえたら最終決戦まで1ヵ月を切る。
冬休みが明けると平日は15日程度しかない。
1月からは埼玉入試と千葉入試が始まる。
1月の平日に数校の受験で公欠すると、平日の残り登校日数は10日と少々になる。
この時期には、合格できるかどうかは、ほぼ決まっているのだが、体調不良になったり、疲れ切っていたり、緊張しすぎたり、安心しすぎたりすると、実力を出し切れず、合格を逃してしまうことがありうる。
本番に向けて、すべての要素を、順調に仕上げていかなければならない。
悩ましいのが、1月の小学校への登校をどうするかだ。
・インフルエンザなどの流行疾患をもらってしまうリスク
・追い込みで睡眠不足になり体調を崩してしまうリスク
・総仕上げの時間が確保できず不安になってしまうリスク
・直前期に学友の何気ない一言で心が乱れたりするリスク
この時期、小学校の学級では受験生と非受験生がハッキリと別れて、尚且つおなじ教室内に混在することになる。受験がない親子は普段と変わらぬ体調管理を行っているのが通例であろう。正月帰省や週末レジャーなどに出かけて風邪菌やインフルエンザ菌を持ち帰るかもしれない。保護者も新年会などで飲み歩いたりして病原菌を持ち帰るかもしれない。その除菌に特別な注意を払っていないかもしれない。
1月上旬には埼玉県、中旬には千葉県で入試が行われるため、併願や練習で受験する人も多いだろう。いつもとは違う日々の増加で、体調や気持ちの管理も難しくなる。
そこで、アイデアをお届けする。おススメするわけではない。
?1月の学校授業開始と同時に、午前授業のみとし、給食を食べて帰る。
?1月の学校授業開始と同時に、午前授業のみとし、給食を食べないで帰る。
?1月の学校授業開始と同時に、午前授業のみとし、埼玉千葉入試以降は、2時間目が終わったら帰る。
?1月の学校授業開始と同時に、午前授業のみとし、埼玉千葉入試以降は、欠席する。
?1月の学校授業開始から、2時間目が終わったら帰る。
?1月の学校授業開始から、2時間目が終わったら帰り、埼玉千葉入試以降、受験終了まで欠席する。
?1月の学校授業開始から、受験終了まで欠席する。
どうせ、1月校の入試日と、2月1日から2月5日までは受験のため欠席(公欠で出席扱い)するだろうから、早い時期から、早退や欠席に切替えてしまうというプランだ。
どう考えるかは個人差があろう。
しかし、体調管理面において、早退や欠席は有効となる可能性がある。毎年インフルエンザで受検日当日を欠席する受検生や受験生がいる。
インフルエンザなど出席停止対象疾患にかかると、都立中は受験できない。私立中は学校により保健室受験(別室受験)できる場合もあるが、すべての学校で対応してくれる保証はない。よって、インフルエンザになったり、体調不良になったりしたら、不合格を覚悟しなければならなくなる。
万全の体調で本番を迎えるのが肝要である。
インフルエンザは、予防接種などを組合わせた対策もあるが、医師法違反や薬事法違反の容疑がかかるといけないので、ここで書くことは止めておく。
欠席や早退したくない人は、そうすればよい。しかし、欠席や早退しようと思う人は、そうすればよい。
ちなみに、早退は欠席ではない。ただし保護者の引き取りが必要になるだろうから、簡単なことではない。
近隣では、1月を全部欠席する人から、1月を全部出席する人まで、さまざまいる。
1月に学校を休むと不合格になると豪語する学習塾関係者もいるが、科学的な根拠を示すことができていない。根拠などない個人的な信条か、リスク回避志向の強まりで直前特訓などをパスされたりしないようにという営業視線による考えなのかもしれない。
しかし、インフルエンザにかかったり、風邪をひいたりして試験を欠席すれば、不合格になる。病み上がりで調子が上がらない場合も不合格リスクが高まる。リスク回避策をとる価値はある。
ところが、準備不足で休む人と、万全を期するために休む人で、その意味するところは全く違ってくる。準備不足を理由に休むなら、お勧めはしない。この短い期間で準備不足が解消する見込みはない。そもそも、受験対策や受験計画そのものが、すでに破綻している可能性がある。
どうするかは、それぞれだ。
最終的な責任は、それぞれが取るのだから。
結果はそれぞれが負うことになるのだから。