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三田学院

[2019年2月5日]

【都立中】日本一の公立校になれるか?

ここで興味深いランキングをご紹介しておこうと思う。

このランキングをお勧めする理由は「率」(合格率)にある。

しばしば「実数」によるランキングが華々しく語られるが、「卒業生数」が大きければ「合格者数」も多くなるので、実力の相対評価としてはフェアではない。

プレジデント社が昨年10月に発表した、2018年の全国公立高校の「東大、京大、国立医学部」合格力ランキングである。

*印は中高一貫校。

01位:北野(大阪)
02位:堀川(京都)
03位:日比谷(東京)
04位:天王寺(大阪)
05位:旭丘(愛知)
06位:新潟(新潟)
07位:膳所(滋賀)
08位:札幌南(北海道)
09位:岡崎(愛知)
10位:小石川(東京)*

以下、東京都内のみ抜粋。

029位:西(東京)
032位:武蔵(東京)*
063位:国立(東京)
079位:南多摩(東京)*
091位:桜修館(東京)*
101位:戸山(東京)
101位:白鴎(東京)*
113位:立川国際(東京)*

以下、省略。というより記事のランキングは115位で終わる。

都立中高一貫校(小石川や武蔵など)の上位層は、都立高校トップ校(日比谷、西、国立、戸山など)の上位層と、ほぼ並んだという見方もできる。

難関国立大学を目指して学ぶための進学先として、都立中高一貫校の上中位校は、都立トップ校と比べて遜色ないとも言える。

ただし、学内成績中下位層の進学先を調べてみると、もっと興味深い結果になるだろうが、止めておこう。