[2019年4月19日]
GWの過ごし方で、勉学に関して、魂を悪魔に売る人か、そうでない人かが、分かる。
悪魔に魂を売る人は、娯楽優先でスケジュールを組み、そうでない人は、勉強優先でスケジュールを組む。
GWが終わったら、勉強頑張る?
春休みが終わったら勉強頑張る!
夏休みが終わったら勉強頑張る!
運動会が終わったら勉強頑張る!
学芸会が終わったら勉強頑張る!
お正月が終わったら勉強頑張る!
部活動を引退したら勉強頑張る!
習い事を引退したら勉強頑張る!
試験が近づいたら勉強頑張る!
試験日になったら勉強頑張る!
試験が終わったら勉強頑張る?
いつになったら、本当に始めて、いつになったら、中断せずに、しっかり継続するようになるのだろうか?
勉学は継続してこそ効果がある。数日休むだけでも、効果は激減する。始めなければ効果はない。続けなければ効果はない。少なければ少ないだけの効果しかない。平均的な勉強量に達しなければ、少ないなりの効果はあっても、相対的な学力は下降傾向になる。成績を上げたければ、それなりの学習量の累積が必要になる。
こどもの学力伸長の機会を、幾度となく潰してきたのは、悪魔に魂を売ることさえいとわない、楽しいことや、楽なことを最優先する保護者なのかもしれない。
娯楽とは、ここでは幅広い行為や行動を指す。習い事は勉強ではない。体験も勉強ではない。習い事や体験は、勉強の代替にはならない。むしろ勉強をサボる行為に他ならない。
かつて、一世風靡した「ヤンキー」の行動様式は、「体験・経験」最優先であった。とにかく、何でも体験や経験から始める。先にまともな思考などない。倫理も規範も躾も行儀もない。思慮深い人ならしないようなことをドンドンやる。多くの人はやらないことを粋がってやる。ほとんどの場合、失敗の連続となる。しかし失敗しても反省がない。また新しい体験や経験に向かう。しだいに、さらにヤバい体験や経験に進んで行く。まともな人々から疎まれる大人に成長する。「体験・経験」最優先の成れの果てである。
本格的な「ヤンキー」とまでは行かなくても、ほとんど「ヤンキー」とおなじような行動様式や思考様式で生きている人がいる。ここでは「ミニ・ヤンキー」もしくは「プチ・ヤンキー」と呼ぶことにする。
努力することができないから、他人の足を引っ張るようなことばかりをする。他人を貶めることでしか、自分の価値を高めることができないからである。彼らもまた、生存競争を生き抜かなければならないから、まっとうな努力ができなければ、卑怯な手を使うしかなくなる。
まっとうな努力をいとわない人は、こうした人たちには近づかない方が賢明だ。少し距離を置いて安全圏からこっそり見ていると、なかなか面白い行動をするので、興味深い。でも、見ていることが見つかると、標的にされるかもしれないので、注意が必要である。できることなら、遭遇しないようにした方が安全だ。
話しは戻るが、習い事や体験が、勉学に励むキッカケになるというのなら、止めはしない。しかし、いつまで経っても、勉学に励むキッカケにはならないのなら、スッパリと切り捨てた方が賢明ではないだろうか。
二兎を追うものは、一兎も得ず。
すべてを追うものは、すべてを失う。
娯楽を優先しながら、勉学で成果を上げたい、受験で成功したい、などと考えても、実現の可能性は低い。
あなたは、あなたの人生で、何を追うのか。
あなたは、あなたの人生を、何に捧げるのか。
悪魔ではないことを祈る。