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三田学院

[2019年9月28日]

【都立中】インフルエンザ対策

今年は、例年より2ヶ月ほど早い流行になりそうだと、報道されている。受験生や受験生を抱える保護者は心配であろう。

私立中学は体調不良の場合に保健室受験が認められている学校がほとんどであるが、都立中や都立高は原則として受験が認められない。

都立高校は昨年度よりインフルエンザにより欠席した受験生向けに追試を実施るようになったが利用は進んでいない。

いずれにせよ、本番はインフルエンザを含め、体調万全で臨めるようにしたい。さもなければ、これまでの努力が全て水の泡になってしまう危険性がある。

受験生や受験生の家族が必要な対策を十分に取っていたとしても、そうでない人やその家族の中には危機感が薄い人もいるであろう。

地域や通学校にもよるであろうが、受験しない児童やその家族は、受験シーズンなど関係なく、レジャーやスポーツなど、お楽しみ優先の生活を送り、体調不良になったら医者にかかればいいとしか考えていない人もいるかもしれない。

そうなると、そうした人たちと一緒に受験シーズンの日常生活を送ることは大きなリスクとなる。そうした人を介して感染するリスクがあるからだ。

まず、学校である。受験する人も、受験しない人も通ってくる。受験学年でない人も多数いる。ここが一番リスクが高そうだ。

次に、受験生の保護者である。仕事などで満員電車や人が多く集まる場所に毎日のようにいかなければならない人も多いであろう。父親などからの感染も多いようだ。

次に、兄弟姉妹である。受験学年でない兄弟姉妹の活動範囲には、危機感の薄い人の比率が高くなるであろう。汗をかくスポーツや、多くの人が狭い空間に集まる習い事の場などから、感染が広がる危険性もある。

次に、塾である。受験直前で体力を消耗し、免疫力が低下している仲間も多そうだ。教室や建物を受験学年ではない塾生と共有している。面談で訪れる保護者が保菌している可能性もある。実は盲点になっているかもしれない。

医者ではないので、医師法違反にならないよう、医療的なアドバイスは行わないが、受験を控えた人や家族は、いつも以上に注意して生活することをお勧めする。行動パターンに注意することでも感染するリスクを低減できる。

塾生と塾生の保護者には毎年注意喚起しているが、塾内において、小4や小5(その兄弟姉妹や保護者経由を含む)からの感染拡大を警戒している。

例年なら11月くらいからだが、今年は今から厳戒態勢で臨むのが安全なようだ。秋からの志望校別特訓や、正月特訓も、体調管理最優先で臨むのが得策であろう。参加見送りも選択肢に入れてよかろう。

この時期になったら、もがいても結果はほぼ変わらないから、体調管理最優先で、粛々と仕上げていきたいところだ。

無事に試験会場に到着し、体調万全で入学試験が受けられるようにと祈る。