[2020年6月18日]
港区内にある、高輪学園高輪中学高校は、6月22日(月)より、平日6時限と土曜4時限となる、時間割通りの「登校授業」を再開すると、全生徒と全保護者に通知した。
在校生高学年は4月から、新入生は5月初めから、「オンライン授業」が実施され、それに先立って、臨時休校となった直後の3月から、課題の配布と回収による学習指導も行われていた。
オンラインでは、新入生に、体育の授業として「学園体操」の指導も実施された。
6月1日からは、クラスを2つに分けながらも、全生徒が毎日登校していた。
ただし当面は短縮授業で、平日は午前10時頃から午後4時頃まで、土曜は午前9時頃から午後1時頃までとなる。平日の朝の通勤ラッシュを避ける配慮だ。
今週末に、県境をまたいでの移動自粛が、全面的に解除されることを見越しての対応だろう。神奈川や、千葉や、埼玉から通う生徒も多い。
待ちに待った、本格的な通学の再開である。
部活動や同好会活動も始まる。
パンやおにぎりの販売も始まる。
ただし、カフェテリアは、6月は営業しない。
残念ながら、高輪名物「から揚げ」は、お昼にも放課後にも、まだ味わえない。
カレーライスも、そば・うどんも、定食A・B・Cも、どんぶりメニューも、しばらくはお預けだ。
Withコロナでの本格登校が、ついに東京都心の学校でも始まることとなった。
とても感慨深い。
それにしても、つい先日まで「半年留年の9月入学推進論者」だった最先鋒の評論家が、いつのまにやら、今やオンライン授業をベタ褒めする「オンライン授業の推進論者」に豹変している。
実に、感慨深い。
大学入試共通テストの日程も、高校入試の日程も、都立中入試の日程も、結局のところ、延期されはしなかった。
誠に、感慨深い。
あの大騒ぎは、いったい、何だったのか。
最初から、本質を見抜くように、努めていただきたいものだ。
実は、いまだに本質を理解できないまま、上辺だけ豹変したに過ぎないのかもかもしれない。
わかったフリや、わかったツモリが、一番怖い。
そうだとすれば、災は繰り返される。
まだ、安心はできない。