[2020年7月29日]
コロナとインフルエンザの、感染者数と死亡者数を、比較してみる。
まず、事実を、客観的かつ正確に、確認する。
インフルエンザによる死者数を、厚生労働省のHPから、引用する。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html
Q.10への回答をご参照いただきたい。
国内インフルエンザ年間感染者数:約10,000,000人(約1,000万人、国内総人口の約12人に1人が感染)
国内インフルエンザ年間死亡者数: 1,818人(2005年、直接死因のみ)
国内インフルエンザ年間死亡者数:約10,000人(間接死因を含む、注)
注)直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡という概念があり、この推計によるインフルエンザの年間死亡者数は、国内で約10,000人。
コロナによる死者数についても、厚生労働省のHPから、引用する。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_12668.html
国内コロナ陽性者数:累計30,406人(7月28日)
国内コロナ死亡者数:累計 997人(7月28日)
治療薬やワクチンが開発され処方されているインフルエンザの方が、圧倒的に感染者数も死者数も多い。
学校や学級など、身近なところに感染者や発症者が頻発するインフルエンザに対し、身近なところに感染者も発症者もいないコロナの実態がデータからも裏付けられる。
身近なところに感染者や発症者がいないからこそ、怖いのかもしれない。
もちろん日本国内における事実である。世界では、日本と比べて、コロナの感染者数も死亡者数も、桁違いに大きい。
これが、偶然なのか、必然なのか、専門家ではない私には、正確にはわからない。
データからは、インフルエンザの方が怖ろしいと言えるのかもしれない。
開発中のワクチンや治療薬への、過度な期待は、禁物かもしれない。
そもそも、コロナを怖れるななどと言う気は毛頭ない。
何事も、どう正しく怖れるべきか、それが重要な気がする。
大雨洪水や巨大地震も、正しく怖れるべきだろう。
経済崩壊や家計崩壊も、正しく怖れるべきだろう。
学力低下や受験失敗も、正しく怖れるべきだろう。
コロナもインフルエンザも、それぞれに、正しく怖れるべきだろう。
しかし今は、コロナが、何よりも、怖ろしい。
しかし今は、コロナが、もっとも、怖ろしい。
これが、今、日本を取り巻く現状なのだろう。