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三田学院

[2020年9月2日]

【難関中高一貫校】合格後の成績

地元公立中学校の、今年度の定期テストで、それぞれの中学校で、学年1位となった塾生が続出したことは、最近の日記で書いた。

合格者として送り出した、ある中高一貫校に通う塾生が、入学後に学年総合成績順位が1位となり、全校生徒の前で表彰されたことは、過去の日記で書いた。この塾生、中学課程の3年間、学年順位一桁上位をキープしながら、今は後期課程に進んでいる。

新たに今春、別の、ある難関中高一貫校に合格した塾生(現中1)が、1学期総合成績で、学年2位になったとの報告を受けた。もちろん、クラス順位は中間も期末も1位だ。学年1位との差も頻差だったそうだ。

尚、個人が特定されないように、実学校名ではなく、ある難関中高一貫校とさせていただいた。

もちろん、地元公立中学で学年トップ層に入るのも並大抵の努力では難しいが、難関中高一貫校で学年トップ層に入るのは、さらに難しいことは、ご存知の通りだ。

どの学校でも、入学直後の学校内成績上位者は、その後も成績が順調に推移するケースが多い。成績中位層は成績中位ゾーンで順位が大きく変動する傾向がある。成績下位層は、下位で安定する傾向がある。もちろん、全体としての傾向であり、例外はある。

何が言いたいかというと、合格できればそれでよいと考えるような受験勉強や受検勉強は、お勧めしていないし、指導していないということだ。

合格できることに越したことはないが、合格後も有意義な学校生活を送れるような、受験指導や受検指導でありたいと、常に考えて指導している。

もちろん、どこかの大手塾のように、合格できなくてもよいというような、受験指導や受検指導は、するはずもない。

中学受験や高校受験で、すべてが決まるわけではないことは、誰もが知ることだ。

合格の報はすこぶる嬉しいが、合格後の好成績の報もまた、とても嬉しい。

基礎基本と原理原則を重視した受験指導や受検指導が、合格はもちろん、合格後の伸びにも寄与しているのだと信じ、これからも精進して行きたい。

誤解のないように申し添えるが、ここで言う基礎基本とは公立小学校などで扱うような超簡単な基礎内容のことではない。難関中学や難関高校に入学したのちも通用するような、基盤学力としての基礎基本のことである。

この基盤学力の育成に、今後も注力して行く。

結果は後からついてくることを、知っているから。