[2020年9月7日]
突然の雷雨が、季節の移り変わりを、強く予感させる。
もう9月だ。正月明けまで、残り4カ月となった。
合格できない受検生は、そろそろ、そのことが徐々に明白になってくる。そんな時期となった。
9月に入った最初の土曜日、最大手の適性検査型模擬試験を、教室内で実施した。
2科型は、45分×2科目で、勝敗が決まる。
3科型は、45分×3科目で、勝敗が決まる。
模擬試験を実施していて、改めて思い知らされることになった。
都立中入試の当日、勝負はあっけなく、ほんの短時間で決まる。
この世に生まれて12年間、ずっと頑張ってきた人も多いだろう。
にもかかわらず、勝負は、ほんの短い時間で、あっけなく決まる。
それは、なんと、非情なことだろうか。
勝負は、闘う前に決まっていると、言えるかもしれない。
入試当日の倍率が高いから合格できないのではない。
御三家の私立麻布中学の実質倍率は3倍程度と、都立中の約半分だ。低い倍率なら合格できるのだろうか。
合否は倍率では決まらない。
勘違いしてはいけないし、騙されてもいけない。
闘う前に、必要な準備を整えるられた者が、生き残る。
ただ、それだけだ。
あなたは、入試当日までに、勝つ準備を間に合わせられるのか。
それとも、入試当日までに、勝つ準備を間に合わせられないか。
勝ち戦を、闘うのか。
負け戦を、闘うのか。
勝つとは、負けないことだ。
負けなければ、勝てる。
準備でライバルに負けていたら、勝てない。
ならば、負けないように準備をすればよい。