[2020年9月30日]
人間ドックを受診しての雑感
久々に、日記らしいことを書こうと思う。
3月に受診した人間ドックで、「動脈硬化の疑い」あり、「糖尿病の疑い」あり、と診断されたので、再検診を予定したのだが、直後に新型感染症の拡大が起り、再検診を受けるのを9月まで延期していた。
新型感染症へ感染すること自体を怖れていたのではなく、新型感染症に感染した場合の影響について心配したからである。
毎年、多くの受験生を抱えているので、スタッフが感染して、指導が継続できなくなり、受験生に多大なご迷惑をおかけしかねないことを、例年以上に心配したのである。
実質的な感染拡大の第二波が落ち着きを見せ始めたので、第三波が起らないうちにと思い、9月に入って再検診を受診したのだ。
もう若くはないし、運動不足は否めないし、正直なところ、覚悟はしていた。
しかし、再検診の結果について、医師から説明を受けて、安堵したというか、驚いた。
「動脈硬化はありません。実年齢よりも20歳以上若い数値です。治療の必要はありません」、と。
「糖尿病ではありません。数値は正常です。治療の必要はありません」、と。
日本の医療水準を疑う必要はないと思うので、このような結果になった原因について、考えてみた。
人間ドックを受けたのは、3月上旬の、すべての入試結果が揃った頃である。疲労や不摂生が蓄積していたのかもしれない。
全開の冬期講習と直前講習は、開講時間だけで、朝から夜まで休憩なしのノンストップで連続10時間30分を超えていたし、その前後の、準備や片付けの時間を含めれば、連続12時間を超えて励んでいたことになる。途中で休憩は取らず、ほぼ毎日、隙を見て、みなさんのよく知る「総菜パン」を一つか二つを急いで頬張り、併せて水分補給をしていた。
*もちろん、塾生には休憩を取らせている。
これに、なんとか合格させてあげなければという、ストレスが加わる。
身体的な負担は、想像を超えていたのだろう。
そうした時期の直後に受診した人間ドックだったから、数値は著しく悪かったのだろうと考えた。
今年は、夏期講習の連続開講期間が短かったことも、良かったかもしれない。
でも、もう過度に身体的な負担を自ら強いることは止めようと思った。
一時的にかもしれないが、急激な身体への負担が許容できる水準を超えてしまうことで、周囲にどんなご迷惑をかけることになるかもわからないからだ。
数日前も、小学生の塾生から、「先生は、いつ水を飲むんですか。」と聞かれた。
教室の全開講時間中、塾生の前から姿を消すことはなく、塾生の前で水分補給をすることはないので、不思議に思ったのだろうと思う。
大学受験を予定する塾生の比率が徐々に高まってきたので、ちょうど、今後は開講時間を後ろに延長しようかと考えていたところだったので、その延長の仕方については、十分に工夫した方がよいのかもしれないと感じた。
今のまま開講時間を延長すれば、今度は、高校生の塾生からも、「先生は、いつ水を飲むんですか。」と聞かれることになるかもしれない。
それは、巡り巡って、塾生のために良いことではなくなるリスクがあるだろうから。