[2020年10月12日]
他県の公立中高一貫校は、出願締切日が、都立中などに比べて、かなり早い学校が多い。
もちろん、そうした公立中高一貫校は、入試日が、都立中などに比べて、かなり早い。
県外から受検する場合は、県内からの受検生とは違って、「追加の書類」が必要になる公立中高一貫校があり、その準備期間も必要になる。
もちろん、県外からの受検であっても、「追加の書類」が必要にならない公立中高一貫校もある。
都立中を目指す方は、都立中が断トツの第一志望であることは、十分に承知している。
しかし、合格できても入学する気が全くない私立適性検査入試校を併願するだけで、はたして十分なのだろうかという疑問も残る。
また、他県の公立中高一貫校に合格できれば、その公立中高一貫校に入学するという選択肢もできるというメリットも、かなり大きいのではないかと思う。
一発勝負になってしまうのは、実質的に、都立中しか受検しないからである。
情報収集能力や情報分析能力が高い保護者であれば、小6のこの時期にもなれば、合格可能性がどれくらいあるのか、ある程度の精度で予測できるのではないだろうか。
都立中合格が確実なら、手の混んだ併願戦略を組む必要はないかもしれない。
都立中合格が不透明なら、手の混んだ併願戦略も、検討の余地はあるだろう。
都立中不合格が確実なら、手の混んだ併願戦略を、試してみる価値はあろう。
出願が、締切に間に合わなければ、闘わずして、合格が消える。
小6の保護者はもちろん、小5や小4の保護者も、十分な時間的余裕をもって、事前に確認されることをお勧めする。
詳しくは、今まさに通われている塾や予備校などへ、お問い合わせしていただきたい。まともな塾なら適切に対応してくれるはずだ。
外部の方は、くれぐれも、こちらに質問を送りつけないでいただきたい。詳しい情報の提供や、具体的な受検アドバイスは、塾生と塾生保護者に限らせていただいている。
どんな結果が幸せかは、それぞれの親子によって、違うだろう。
親子により、アドバイスが違ってくるのは、しかるべきだと思う。
見ず知らずの方に、適切なアドバイスができるとは、思えない。