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三田学院

[2020年11月2日]

【都立高】戸山だけ?いいえ立川も!

都立戸山高校の、部活終了時刻は「午後5時」だと、以前に、この日記で書いた。

部活が午後5時に終わるのは、戸山高校だけではない。

実は、立川高校も、「部活は午後5時きっかりに」終わる。

幹部に確認すると、ウチは定時制もありますからと、柔らかく返答があった。

しかし、それだけが理由ではないことぐらい、誰にでも分かる。

「東の日比谷、西の立川」を標榜する都立立川高校。

旧制東京府立第二中学校の名門である。

旧制東京府立第一中学校は、現都立日比谷高校だ。
旧制東京府立第四中学校が、現都立戸山高校だ。
旧制東京府立第五中学校が、現都立小石川中等だ。

いずれも、SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)だ。

立川は2022年度より、「理数科」を設置する。

「東京都教育委員会からの上からの命令であり、立川高校が呼び込んだのではない」と、強調する。

「東の日比谷、西の立川、たれ」も、東京都教育委員会からの上からの指示だと強調する。

だらだらと遅い時間まで部活にかまけているようでは、「東の日比谷、西の立川」は実現できないことは明白だ。

「理数科を設置するからと言って、文系を捨てて、理系の高校になるのではない」と、力説する。

「理数科も立川高校であり、従来からのの進学校の根幹をなす普通科も立川高校であり」、「文系志望の生徒も、これまで通り入学してほしいことに変わりない」ことを、受験生には、くれぐれも周知徹底してほしいそうだ。

立川高校が期待する生徒の姿は、以下の通りだ。

学業成績が「極めて」良好な生徒
難関国公立大学への「進学意欲」のある生徒
高い志を掲げて「継続して努力」することができる生徒

立川高校は、令和3年度入試より、全都立高校の先陣を切って、「インターネットによる出願」となる。

「駅から近いからウチが選ばれたのだ」と、相変わらず謙遜する。

しかし、これも、東京都教育委員会からの期待が大きい証しでもあろう。

もちろん、「東の日比谷、西の立川」と誰もが言うようなことになれば、都立国立高校や、都立八王子東高校も、心中穏やかではいられないだろう。

西部戦線も、熱い。

と、いうことだろう。