[2021年1月19日]
1月9日に東京都に緊急事態宣言が発出された。
今回の急速な感染拡大の原因が、年末年始の人流の急増によるもので、緊急事態宣言による減少効果が期待できるのなら、松の内が明けた1月8日から2週間後の1月25日頃から、漸次感染者数の減少が見られてもおかしくはない。
楽観的な見通しを立てられる状況にはないが、期待はしたい。
しかし、ここにきて日本国内でも、変異株の市中感染が報告されるようになってきたので、最も悲観的なシナリオは、本格的なパンデミックへの突入かもしれない。
1月25日から、ちょうど7日後に、中学入試の東京日程が解禁となる。
最も楽観的なシナリオでも、まだ、感染者数が下火になるほどには低下していないだろうと思われるから、これまで同様に警戒しながら、入試会場に向かうこととなろう。
その反面、大手塾などによる校門前での激励がなくなるので、落ち着いて試験会場に入場することができるはずだ。
入学試験は、格闘技ではない。
興奮気味の受験生や、浮ついた気分の受験生が、優勢になることはない。終始、冷静沈着に物事を進められる受験生が圧倒的に強い。
激励されると合格できるのなら、そもそも受験勉強など必要ない。
合格したいのなら、一人で闘える、正真正銘の受験生に、なりなさい。
それが、合格への王道なのだから。
それでこそ、大きく成長できるから。