[2021年1月19日]
1月19日、九段中等教育学校の令和3年度入学者選抜における、「出願倍率」が発表された。
事前に予想をお伝えした通りに、倍率はやや低下した。
他の都立中はまだ発表していないので全体像はつかめないが、すでに予想で述べた通り、コロナの影響により、「記念受験組」と「お気軽受験組」が、有意に減少したのではないかと思われる。
<R3年度「B区分」>
男子:4.75倍
女子:6.68倍
<R2年度「B区分」(昨年度)>
男子:5.80倍
女子:7.73倍
A区分も若干減少しているので、全体的に減少傾向の可能性がある。
ただし、学校ごとの隔年現象も考慮すべきなので、全体が出そろうまでは、総評は控えるべきであろう。
倍率の低下の要因が、予想した通りにコロナによる「記念受験組」と「お気軽受験組」の減少なら、その一方で、コロナによる私立難関中学受験組による本気の都立中併願組が増えている可能性があるので、「倍率低下・競争激化」が見込まれる。
受験生親子にしてみれば、せめて万全の体制で当日に挑みたいところであろう。