[2021年4月10日]
春期講習は、心を新たに、より高いレベルを目指してスタートを切る、絶好のチャンスであることに、異論はなかろう。
今春の春期講習は、これから都立中を目指す塾生にとっても、都立中に合格した塾生にとっても、都立中に残念だった他塾からのリベンジ生にとっても、とても有意義だったと思う。
特に、都立中合格者たちの体験を共有する機会が持てたことは、何事にも代えがたい。
リベンジ生の新加入で、都立中に不合格になった受検生の体験を知ることができたことも貴重だ。
都立中を目指す塾生は、どうすれば合格できて、どうしたら残念になるか、明白になったであろう。
重要なことは「何を、どれくらい、どのように取り組めば、合格できるのか」を知り「それを実行すること」だ。
合否を分けるのは、テキストではない。
合否を分けるのは、カリキュラムでもない。
合否を分けるのは、授業でもない。
合否を分けるのは、規模の大きさではない。
合否を分けるのは、知名度の高さでもない。
合否を分けるのは、近さではない。
合否を分けるのは、便利さでもない。
合否を分けるのは、快適さでもない。
合否を分けるのは、授業料の高さではない。
合否を分けるのは、拘束時間の長さでもない。
合否を分けるのは、指導の適切さである。
その指導の意図を理解できた人が合格する。
その指導に沿って取り組んだ人が合格する。
この春期講習で、受検生たちは、巷に流布する都市伝説的な情報が、いかに実情から乖離しているかについても、知ることができたであろう。
難関都立高校にこの春に合格したリベンジ生(かの有名な都立中専門塾からの都立中残念組)も加わって、深みのある情報共有ができた。
新たな一年のスタートにふさわしい、とても有意義な、春期講習になったと思う。