[2021年6月18日]
【都立中】作文ポケット
適性作文に取り組んでもらうにあたり、塾生のご家族に協力をお願いしている「こと」がある。
ご協力をお願いするのは保護者だけではない。ご家族である。
兄弟姉妹がいるなら、兄弟姉妹にも協力してもらえると、より心強い。
祖父母が同居しているなら、祖父母にも協力してもらえると、より心強い。
一人っ子で、核家族であれば、もちろん、保護者だけでもかまわない。
この協力の度合いの違いが、適性作文力の向上の差に、直結するとまでは言わないが、かなり大きく影響する。
適性作文は、特に国語が苦手な子や、話すのが苦手な子や、無口な子や、文字情報を入手する機会が少ない子や、安心安全優先で世間知らずに育った子や、興味関心の対象が狭い子などにとって、かなり手強い。
適性作文力の向上だけでなく、成長段階にある子どもの知力向上のためにも、この「こと」に真摯に取り組む価値がある。
すべてを、子の頑張りに求めても、都立中入試は上手くいかない。
この「こと」を早くから積み重ねて行くことで、知らず知らずのうちに、受検生は適性作文を攻略するために必要な「絶対兵器−作文ポケット」を手に入れることができる。
もちろん、実際に文章にするアウト・プット訓練は、適切な指導の下、並行して行う必要がある。しかし「作文ポケット」の中身がスカスカだと、意味がない。
都立中適性検査の本番で、この充実した「作文ポケット」が、絶対的な威力を発揮する。