[2021年6月20日]
なぜ成績が上がらないのか?
そう悩み続けている親子も多いのではないだろうか。
答えは単純明快だ。
勉強の質と量が足らないからだ。
とても面白いことなのだが、成績がよい子は「たくさん勉強しているけど、まだ足らない」と答える子が多く、成績が並みの子に聞くと「人並み以上に頑張っている」と答える子が多く、成績が芳しくない子に聞くと「毎日やるようにはしている」とか「自分としては頑張っている」と答える子が多い。
時間数を聞くと、もっと面白い。
成績の良い子は、かなりの勉強時間を確保しているのに、さらに積み増す勢いで頑張っている。
成績が普通の子は、勉強時間は人並み程度以下なのに、みんなより頑張っていると感じている。
成績が芳しくない子は、勉強していると言うのに、詳しく聞くと、実はほとんどしていない。
おおよその目安を示しておこう。
成績上位:平均+2〜+4時間
成績中位:平均−0〜−2時間
成績下位:平均−2〜ほぼゼロ
これに、自称成績上位や、自称勉強できる方(ほう)、が加わる。
自称勉強できる方(ほう):平均+0〜+2時間
このゾーンに入る人たちは、努力はしているのに、結果を安定的に出せていないことが多い。
では、平均はどれくらいなのか?
塾生の本人と親には具体的に伝えてある。
先輩合格者に語ってもらったりしている。
先輩合格者の姿を見れるようにしてある。
だから、ここには書かない。
でも、毎年おなじような平均時間数になるので、とても面白い。
1日が24時間であるのは、だれにとっても同じだから、そうなるのであろう。
悩み、苦しみ、コロコロしている時間は、勉強時間には、含まない。
勉強机についていても、スマホいじったり、文房具いじったり、教材やノートを整理していたりしてるだけの時間は、含まない。
勉強机についていても、ボーッとしていたり、空想していたり、コックリコックリしていたり、嫌な友達や先生のことを考えている時間は、含まない。
勉強時間とは、勉強だけしている時間か、勉強に集中できている時間のことだ。
勉強に身が入っていると、本気で合格しようとしていると、勉強時間は自然に増えてくる。
成績が上がらない理由は、身が入ってなくて、実は本気でなくて、勉強の質と量が、ともに足りていないから、なのだ。