[2021年7月11日]
楠隼の東京学校説明会の盛況で、楠隼への信認の厚さを確認することとなった。
説明会に参加された複数の塾生保護者から、感想をいくつかお聞きすることができたが、説明会が盛況だと保護者の印象は格段に良くなるようだ。これは、他の保護者にとってもおなじであろう。ということは、次の楠隼入試は、より活況となる可能性が高いと思われる。
これは、公立中高一貫校の入試に限らない。
私立中学の学校説明会にもしばしば参加するが、学校説明会が盛況だと、次の入試で、受験生が増えて難易度が上昇するという現象が起こる。過去の例としては、次の学校で顕著だった。
香蘭
山脇学園
昭和女子大学昭和
世田谷学園
巣鴨
おなじく、テレビや雑誌など一般メディアで好意的に取り上げられた学校にも、受験生を増やし難易度が上昇した例がある。
大宮開成
楠隼中高生が考えた宇宙実験が、国際宇宙ステーションで実際に実験されたニュースは、全国の受検生や保護者を惹きつけたであろう。
楠隼はこのどちらにも該当するから、次の入試では、受検生を増やし難易度が上昇すると見込むのが、素直な判断となろう。
もう一つ、注意しておくべきことがある。
楠隼の大学進学実績は、鹿児島県内の名門公立高校を、率で上回ったことだ。難関国公立大学合格率と国公立大学合格率で、県内トップに躍り出た。ライバルの、公立トップのTと、公立二番手のKを上回ったと、校長先生が嬉しそうに語られていた。
Tとは鶴丸高校、Kとは甲南高校、だと思われる。
鶴丸高校は、県内公立トップ校としてだけでなく、公立進学校としても全国的に有名だ。学生時代の親友にも鶴丸高校卒業生がいたし、大学入試の模擬試験で全国順位を争った受験生にも鶴丸高校生が多かったので記憶に強く残っている。国公立大学医学部医学科の合格者数も多い。
これにより、鹿児島県内はもちろん、九州全域の受検生保護者の注目を集めることになろう。
次の目標はラ・サール(鹿児島ラ・サール)越えなのかもしれない。
実際に、ラ・サールとの併願を考えているという、個別相談会での保護者の語りが聞こえてきたのは衝撃的だった。
都立中との併願ニーズが圧倒的に多いだろうと見込んでいたからである。
来春の大学進学実績は、今春以上に好成績になることが予想されていることから、今後は、楠隼の闘い方を変えていかなければならないのかもしれない。
もちろん、適性1の作文は特徴的だし、志願理由書はしっかりつくり込まなければならないし、合否を左右する面接があるし、楠隼の志望校対策は、楠隼専用で実施する必要があることに、違いはない。