[2021年7月17日]
中学受験であれ、高校受験であれ、大学受験であれ、夏にしっかり取り組めたかどうかが、大きな分かれ道となる。
夏休みを前に、今年の夏は頑張るぞ、今年の夏は頑張らせるぞ、と意気込むが、多くは満足に頑張れないまま、夏を終える。
2021年の夏は、例年にない魔物が待ち構えている。
オリンピック競技:7月21日〜8月8日
高校野球全国大会:8月9日〜8月25日
パラリンピック競技:8月24日〜9月5日
みごとに、東京の公立小中高校の夏休み期間を、すべてカバーしている。
塾や予備校の夏期講習などで、すべての夏休み日程を埋めている受験生も多いであろう。
しかし、深夜や早朝は自宅にいて、中継やダイジェストが観れる。
しかも、塾や予備校の休憩時間にも、スマホをいじくれば観れる。
予習や復習が、ままならなくなる。
疲れで、授業がままならなくなる。
せっかく身につけた力が、就寝前の過ごし方で、だいなしになる。
せっかく身につけた力が、起床後の過ごし方で、だいなしになる。
親が我慢できないと、子は我慢できない。
親が本気でないと、子は本気にならない。
小学生の学力は、親の責任が、ほぼ9割。
中学生の学力も、親の責任が、ほぼ9割。
高校生の学力も、親の責任が、ほぼ9割。
塾選びも、子ではなく親が実質的に意思決定しているから、その意味で、親の責任。
学力は、積み上げ式だから、
幼少期の学力が、小学校での成果に大きな影響を与え、
小学校の学力が、中学受験の成果に大きな影響を与え、
中学校の学力が、高校受験の成果に大きな影響を与え、
高校での学力が、大学受験の成果に大きな影響を与える。
だから、子の学力は、つねに、親の責任が、ほぼ9割。
夏の魔物は、親が克服できなければ、子も克服できない。
オリ・パラを観なくても、何も苦労しない。
しかし、学力が足らないと、一生苦労する。
オリ・パラを観なくたって、生きていける。
しかし、学力不足では、生涯、生きずらい。
ならば、必ず観る必要など、全くない。
ならば、すべて観なくても、問題ない。
北京オリンピックを観なくても、全然問題なかった。
ロンドンオリンピックを観なくても、全然影響ない。
小学生新聞や中高生新聞や新聞一般紙で、ニュースとして読み、読解練習の足しにするくらいで十分だ。
塾や予備校の帰りに、10分か15分、図書館に寄るだけで、よい。
夏の魔物に打ち勝った者だけが、2月の勝者になれる。