[2021年8月3日]
月日の流れはいつも早いが、気がつけば8月に入り、夏の闘いも中盤戦になった。
ここまでで思うように成績が伸びなかった受験生は、最後の夏で挽回を試みようと思うことだろう。
しかし、現実はそう甘くない。
これまでも夏に全力で取り組めなかった受験生が、最後の夏だからと、いきなり全力で取り組めるとは限らない。
本人は必死に頑張っているつもりでも、ライバルたちはもっと頑張っている。1学年下や2学年下の優等生のような頑張りしかできないようでは、勝負にならない。
開いてしまった差は、なかなか埋まらない。
多くの受検生は、夏が終わり、9月や10月の模擬試験などで、己の取り組みが甘かったことを、思い知ることになる。
しかし、夏が終わると、学校が再開し、もう、まとまった勉強時間を取れなくなる。つまり、挽回は難しくなる。
最後の夏までの差が埋まらないまま、秋が深まり、冬を迎え、あっという間に、本番になる。
夏期講習は早くも中盤戦に入った。
そして、すぐに、終盤戦を迎える。
あなたが、今、すべきことは何か。
あなたは、今、どうすべきなのか。
もう一度、見つめ直すべきだろう。