[2021年8月19日]
都立中受検に臨むにあたり、どちらの保護者の方が罪深いだろうか。
A:合格の可能性はほぼないのに、受検を強いる親
B:合格の可能性が高いに、適切に対策させない親
どの時期で判断すべきかは、個人差があるだろうから、小5半ばあたりの時点を基準に考えてみよう。
子が頑張っている姿を見るのは、親として嬉しいことは十分に承知しているし、けっして悪いことでもない。
しかし、実現の可能性がほぼない目標に向かって取り組ませるのは、子の成長機会を奪うことにもなりかねないから、子を客観視することも大切である。
子は、都立中受検の厳しさを、大人ほどに正確に認識できない。大人であっても情報収集が不十分であったり、そもそも情報収集能力や情報解析能力が十分でなかったりすると、都立中受検の厳しさを、正確に認識できない可能性がある。
都立中に合格できる素地を持ちながらも、親が都立中受検の厳しさを甘く見積もり過ぎると、残念な結果につながりかねない。
A:合格の可能性はほぼないのに、受検を強いる親
B:合格の可能性が高いに、適切に対策させない親
どちらが罪深いだろうか。
子のことを思うなら、どちらも罪深いのではないだろうか。