[2021年8月31日]
【都立中】「特攻」受検生
都立中受検に「特攻」で臨む受検生親子が、いまだにいるようだ。
特攻か否か、のチェックポイントを示しておこう。
数多く当てはまるほど、特攻である可能性が、高くなる。
1つ、持ち偏差値が、志望校偏差値よりも10ポイント以上低い。
1つ、志望校への思い込みが強すぎて、変更の柔軟性が全くない。
1つ、併願受験する私立中学は、どの学校も練習受験でしかない。
1つ、併願受験する私立中学は、適性検査型入試だけを受験する。
1つ、併願受験する私立中学は、都立中が不合格でも入学しない。
1つ、残念なら高校受験するが、高校受験情報は入手していない。
1つ、残念なら高校受験するが、どの高校を受験するかは未定だ。
1つ、残念なら高校受験するが、どう闘うかは何も考えていない。
つまり、計画性に乏しく、柔軟性に欠ける特徴がある。希望通りに、期待通りに、予想通りに、首尾よく事が進まなかった場合の、次善の策がない。
出撃したら、生きては帰らぬだろう、としか思えない。
いわゆる「特攻」だ。
しかし、「特攻受検生」に、「特攻」の自覚はない。
そして、特攻の自覚はないまま、散っていくようだ。
何のために、何と闘い、誰のために、散っていくのだろうか。
不可解である。