[2021年9月3日]
夏休みの間に、10歳代でも、感染拡大が進行した。
問題意識を感じるのは、その原因の一つが、部活動による集団感染であったことだ。
都内のある私立スポーツ強豪校では、この夏、いくつかの部活動で、複数の、100人規模のクラスターを発生させた。
情報の封じ込めには成功したのか、新聞記事にはなっていないようだが、口コミでウワサが広がっている。
近くには複数の私立中高進学校や公立小中高校があり、クラスターを発生させた私立学校の生徒と、駅や路線を共有して通学しなければならないので、不安が広がっている。
私立の中高一貫校である。しかも大学附属校だ。感染拡大の中でも、積極的に部活動に取り組ませていたようだ。
部活動でのクラスター頻発は、真面目に粛々と感染対策を続けている多くの人々にとって、極めて迷惑な話しである。
今やほとんどがデルタ株に入れ替わり、感染の中心が若者や学生に代わってしまったので、部活動やサークル活動に、厳しい活動自粛や感染防止対策の徹底を要請しなければ、今後の感染拡大を収束できそうにないように思う。
政府や自治体が取り組んでくれないのなら、受験生親子が、改善圧力をかけた方がよいかもしれない。
感染対策の観点から不適切な部活動を推進している学校を対象に、騒がず静かに受験回避運動をするのが、最も効果的だろう。
感染防止対策が不十分な学校には、安心してわが子を預けられないと思う。
また、そのような体質の学校は、これからも様々な不祥事を繰り返す可能性がある。