[2021年9月8日]
報道によると、大手塾でクラスターが頻発しているようだ。
複数どころか、多数の教室でクラスターを発生させている大手塾もあり、対応に苦慮しているようだ。
昨年春に、東京都による学習塾への休業要請に従い、一時的にすべての塾生を在宅受講に全面的に切り替えて以降、その後も現在に至るまで、在宅受講を主力としてきたことに効果があったのか、今までのところ塾生や塾生家族や教室関係者に感染者は全く出ていない。
このまま乗り切れることを切に願っている。
信頼工学的に言えば、本業の受験指導の成果と同様に、信頼区間95%を目標として、できることなら、信頼区間99%達成を目標に、取り組みを継続したい。
ワクチン接種が進んでいるが、ワクチンを接種しても感染を防げるわけではない。そのことは、医療関係者も行政関係者も繰り返し説明しているが、ワクチン接種を推進したいためか、ワクチン接種を呼びかける声にかき消されるようになっていて、人々に広く声が届いていないように思う。
ワクチン接種は、発症を抑える効果と重症化を防ぐ効果はあるが、感染そのものを防ぐ効果はそもそもない。むしろ、誤った認識により行動すると、己が感染したり、感染を広げたりしかねない。
感染を防ぐには、接触を極限まで避けることが最も有効であることは、感染症対策や感染症予防の、基礎基本であり原理原則である、ということを忘れてはならない。
接触を避けるためには、直接的な人的接触はもちろんだが、間接的な人的接触も極力避けるべきだろう。
次が、消毒や換気の徹底であろう。
そして、免疫力の維持に努めることだろう。
感染拡大下でも要望がある限り、感染症対策を徹底しながら通塾受講生も受入れるつもりだが、収束が見通せるまでのしばらくの間は、通塾可能であっても、積極的に在宅受講を選ばれる方が、感染症対策の観点からは、より安心安全かと思う。
信じがたいかもしれないが、今や、当教室の成績上位層のほとんどが、在宅受講生である。
少なくとも向こう数年、在宅受講生が、合格実績を牽引してくれそうだ。
1日24時間・365日「受け放題」の威力は、想定以上に、すざましかった。
何ごとも、実際に試してみなければわからない、ということだろう。