[2021年9月9日]
大手塾は、
優れた教材
秀逸なカリキュラム
ハイレベルな授業
があるから、高額な授業料を払ってでも通わせる価値があるという意見を、しばしば聞く。
本当だろうか?
カリキュラムや教材や授業で合格できるのであろうか。
反証は容易だ。
カリキュラムや教材や授業で合格できるなら、おなじコースのみんなは、おなじような成績になるはずだが、全くそんなことはない。
よって、
カリキュラムや教材や授業で合格できるのではないと分かるはずだ。
指導をしていて最も頭を悩ますのは、実はこの点だ。
多くの量はこなせないが、定着が良好な子
多くの量はこなせるが、定着が不安定な子
数多く反復をする必要がある子
少ない回数の反復で大丈夫な子
パターン問題に強い子
パターン問題は弱い子
難問は得意なのに応用問題を解けない子
難問は解けないけど応用問題は得意な子
などなど、
それぞれに、個別に、指導法を大きく変える必要がある。
指導の内容を変えることもある。
指導の順序を変えることもある。
指導の方法を変えることもある。
受験生親子としては、自分に合った指導をしてくれる塾を見つければよいと思うかもしれない。
しかし、大手ほど教材やカリキュラムや指導方法は固定だし、似たりよったりだから、どこの大手塾でも上手くいく受験生でないと、どこの大手塾も合わない可能性がある。
合格に必要なのは、
優れた教材
秀逸なカリキュラム
ハイレベルな授業
では、ない。
個別に最適な指導だ。