[2021年11月20日]
令和5年度の都立高校入試から英語スピーキングテスト(ESATーJ)が導入される。
現中2から対象となる。
報告書300点+学力試験700点+英語スピーキングテスト20点=合計1020点で、合否が判定されることになる。
すでに英語リスニングテストが実施されていて、学力試験の英語科100点の中に含まれているが、新たに外枠で英語スピーキング点が合否判定に加わる。
英語リスニングについてはさして難しくはなく対策も容易であったが、スピーキングはリスニングほど甘くはないだろう。英語読解より英作文や英語エッセーの方が難しいのと同じ理屈だ。しかし、ほとんどの英語塾や英会話塾でも、本格的な英語スピーキングには、対応できていない可能性がある。
英語圏に長期間滞在経験のある日本人指導者に、正しく指導してもらうのが安全であろう。
英語発音の外来語読みに慣れていると、スピーキングテストでは点にならないリスクがある。
マクドナルドは、マクダヌルズと発音しないと通じない。
VとBの発音を正しくしないと、ネイティブにはトラベル(旅行)がトラブル(問題発生)に聞こえてしまう。
ロンドンはほぼランダンと発音されているし、ビューティフルはビューディフォーである。
昔ながらの英語指導者の下では、英語のスピーキング力は身につかない。
だからといって、4技能対応を謳う怪しい英会話教室に騙されないよう、気をつけるべきだろう。