[2021年12月2日]
小6受検生は過去問演習が佳境に入っている頃であろう。
鋭い受検生親子なら、鮮明に認識できているだろうが、都立中の適性検査は、年々進化してきている。
解法パターンの暗記では攻略できない
解答パターンの暗記では対応できない
これは、算数分野で顕著だが、近年は国語分野でも顕著になってきている。
もともと社会や理科は、私立中などの学力試験とは大きく違っていたが、社会や理科も独自に進化してきている。
小5まで私立学力試験型の塾に通い、小6から適性検査型の塾に通うなどという戦略で、対応できるものではない。
小6まで私立学力試験型の塾に通い、難関私立に合格できるような力をつけて適性検査に臨むという戦略も、通用しない。
算数は、解法パターンの暗記など全く役には立たず、算数の本質的な理解とその運用力と解決力が問われる。
国語は、高い読解力が必要なことはもちろんだが、論点に真っ向勝負で挑むことができ、受検生それぞれに独自の見方を説得力を持って展開できる力が問われる。
近年は、この国語分野の適性検査の進化が著しく、適性検査型専門塾の解答パターンでは対応できないような出題になっている。これは明らかに適性検査型専門塾の受検生をふるいにかけるためだ。
算数や理科や社会は、私立専門塾の解法パターンではもはや全く歯が立たない出題が目立つ。これらは明らかに私立中専門塾からの受検生をふるいにかけるためだ。
本質を見抜き、核心をつき、解決できる力が、問われる。
偏らず、柔軟で、素直で、未知を怖れず、疲れを知らず、果敢であることが求められる。
進化した適性検査が、受検生を、待ち受けているのだ。