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三田学院

[2021年12月6日]

【都立中】適性検査問題のネタ

都立中の適性検査問題のネタはどこからくるのか。

知りたい人は多いであろう。

知りたいと思う前に知っている人がいるのが、適性検査問題のネタである。知っている人が自覚しているかどうかまではわからない。

私立中の入試問題ではない。

一見しただけでは関係がないと思われるような試験の問題からの流用が多い。

これはハッキリと書くと問題になりそうだから、やめておくが、国立大学の卒業者で、学生時代は真面目で勉強熱心だった保護者なら、たぶん一度は見かけたことがあるはずだ。中には実際にこうした問題を解いたことがある人もたくさんいると思う。社会人になって忘れてしまっているかもしれないが、そういえば見たことあるなと、思い出す人もいるだろう。

参考書や問題集を見ると、そこには適性検査問題にそっくりの問題がたくさん載っているから、驚くであろう。特に、算数(数学)分野と社会分野の問題は、そのまま適性検査の算数や社会の問題として出題されても、なんら違和感のない問題ばかりだ。

適性検査問題の原型は、ここから誕生したのではないかと思いたくなるくらい、そっくりだ。しかも、この試験では、公立中高一貫校の適性検査型入試が始まる前から、そうした問題が出題されていた。

実に、興味深い。

ここから何が言えるのかも書きたいが、書くと問題になるだろうから、これもやめておく。見当がつかない人でも、大型書店に行って、書棚をかたっぱしから探せば、見つかるかもしれない。

塾生や塾生の保護者にもネタあかしはしていないが、予想問題として演習で使っているのでご心配なく。

まさか、適性検査の作問担当者の先生方は、この日記は読まれていないですよね。ちょっと言い過ぎましたか。でも、難関私立中の入試問題にも、そっくり問題が出題されていることがあるので、ご安心ください。

都立中の適性検査問題は、どんな小学生にでも解ける問題ではない、ということだ。

やっぱり、言ってはいけなかったかな。