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三田学院

[2022年2月21日]

【都立中】すべては呆気なく終わる

冬のオリンピックが閉幕した。
感動はすぐに過去のものになる。

受験競争はそれより先に終わった。
歓喜も絶望もすでに過去のものだ。

全ては呆気なく終わる。

そして、気がつく。

実力がなければ、栄誉には届かない。
実力があるだけでも、栄誉などない。

実力があっても、油断をすれば、成功はしない。
実力があっても、完成しなければ、成功しない。

完成なしに、栄誉を分け合うことは、できない。

オリンピアンは、4年後を目指す。
実力があるから、4年後を目指す。
完成を見据えて、4年後を目指す。

実力がなければ、夢の舞台には、立てない。
実力があっても、夢の舞台には、立てない。

夢を見るのは、よい。

しかし、

夢を実現したいなら、実力をつけるしかない。
夢を実現したいなら、完成して臨むしかない。

さもなくば、

夢は夢で終わる。

実力は、一朝一夕では、つかない。
実力は、弛まぬ努力の結晶である。

全ては、呆気なく、終わる。

終わってから、気がつく。

実力がないと、奇跡もない。
実力だけでは、歓喜はない。

完成させて、臨むしかない。

そして、悟る。

すべては、この、繰り返しだと。
いつでも、この、繰り返しだと。

そして、

どこまでも、続くのだと。