[2022年3月21日]
ウクライナを巡る報道に接していて、世の中には悪意に満ちたプロパガンダやフェイク・ニュースが溢れていることに、多くの人が気がついたであろう。
プロパガンダに接していると、いつのまにか、それが正しい考えだと、安易に信じてしまう人が実に多いことに、衝撃を受ける。
フェイク情報に接していると、いつのまにか、それが正しい事実だと、安易に信じてしまう人が実に多いことに、衝撃を受ける。
その危険は、国際情勢をめぐる場面に限られない。
その危険は、日常生活の中にも潜んでいる。
悪徳商人が流し続けるプロパガンダやフェイク・ニュースに、あなたの思考や判断は汚染されてはいないだろうか。
プロパガンダやフェイク・ニュースだけが悪者ではないことは、今回多くの人が学んだことであろう。プロパガンダやフェイク・ニュースを、鵜呑みにし、信じ切り、その上で、意思決定し、行動した人たちもまた、共犯となるということを、忘れてはならない。
騙されない人になるためにも、正しく学ばなければならない。
いくら入試問題が解けるようになったとしても、悪徳の片棒を担ぐような人になってはならないはずだ。
正しく疑う姿勢と能力を養うことにこそ、学びの本質があるのでないだろうか。