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三田学院

[2022年3月31日]

【楠隼への道】交通アクセス編

全国募集の公立中高一貫校「楠隼」の魅力についてシリーズでお伝えする。

第1回は、楠隼までの交通アクセスをご紹介したい。

まずは空路から。

鹿児島空港は、全国各地の主要空港や、南西諸島と空港との間に、多くの定期便が就航している。日本航空や全日空の他、複数の格安航空会社の定期便がある。国際線もある。

羽田から空路で鹿児島空港に入ると、到着階から外に出た瞬間に足湯がお出迎えしてくれる。そう、鹿児島空港は霧島温泉郷に立地しているのである。空港周辺はすでに南国ムードが漂っている。つい先ほどまで都会の慌ただしさの中にいたことを忘れてしまう。

楠隼の生徒になれば自治体が仕立ててくれる「送迎バス」が迎えてくれることになるが、学校見学に親子で向かうならレンタカーを借りることをお勧めする。鹿児島空港から楠隼までは、約85分のドライブとなる。

空港を出るとすぐに高速道路の入り口がある。高速道路と自動車専用道路を走ること1時間ほどで最寄りの出口に到着する。その後に一般道をしばらく走ると「楠隼」に到着する。

渋滞のない快適な旅である。

小高い丘の上に上がると「楠隼」の正門がある。その先に、広大な敷地があり、広い運動場と、伝統を感じさせる校舎建物と、新しい学寮建物が見える。

正門を入ると、広場の先に校舎があり、校舎入口を入ると事務室がある。学校見学に訪れた場合は、ここで受付を済ませることになるだろう。

続いて、鉄路。

九州新幹線の終着駅である鹿児島中央駅を利用するのが便利である。楠隼までは鉄道路線では行けないので、そのまま鹿児島中央駅でレンタカーを借りることをお勧めする。鹿児島中央駅から楠隼までは約90分のドライブとなる。

鉄道駅で最も近い駅はJR志布志駅となるが、宮崎空港やJR宮崎駅からのアクセスの方が便利になる。いずれにしても志布志駅からはレンタカーを利用することになる。ちなみに、志布志港までは大阪南港から直行フェリー(さんふらわあ)があったと思う。東京や大阪の自宅から自家用車でアクセスするなら、志布志港までフェリーの利用が便利である。

鹿児島中央駅(鹿児島市内)から楠隼までは、いくつかのルートが選べる。

一つ目は高速道路を使うルートである。始めて楠隼を目指すなら、このルートが最も分かりやすいかもしれない。ナビに従って進めばよい。

二つ目は桜島を経由するルートである。鹿児島港から約15分で、対岸の桜島に到着する。雄大な桜島の麓を経由するドライブルートを堪能することができる。桜島港を出てすぐにまた足湯があるから、少しだけ休憩してから旅を再開するのもよい。その前に、錦江湾を渡る15分の船旅は圧巻である。桜島がどんどん目前に迫ってくる風景は感動的だ。

三つ目は垂水港を経由するルートである。鹿児島鴨池港から約40分の船旅である。錦江湾の水面を吹き抜ける潮風をしっかり堪能できる。垂水港到着後もしばらくは海沿いの道を走るので爽快である。アップダウンが最も少ないルートなので、ドライブのストレスは極限まで少なく、お勧めのルートでもある。

余談だが、鹿児島中央駅周辺は都会の雰囲気が漂っていることを付記しておく。九州新幹線の終着駅としてのひなびた雰囲気を予想していたら面食らうであろう。

まあ、クルマを走らせれば、すぐに南国情緒たっぷりの景色に代わるから、心配する必要はない。

少し寄り道をして、城山公園や鶴丸城跡(正門が復元されている)や西郷隆盛像を見学してから楠隼に向かってもよいだろう。

せっかくだから、ラ・サール中学高校や、鹿児島大学に寄ってから楠隼を目指してもよいだろう。ラ・サール中学高校は鹿児島市内中心部から少し南に行った谷山地区の産業道路沿いにある。鹿児島大学は鹿児島中央駅からクルマで約5分の郡元地区に理学部・工学部・農学部・法文学部・教育学部などが揃う本部キャンパスが、鴨池地区に水産学部キャンパスが、そしてラ・サール中学高校の近くに、医学部・歯学部キャンパスがある。

楠隼見学に鹿児島観光をセットしてもよい。

指宿には砂蒸温泉と開聞岳が、近くには太平洋戦争時の旧知覧航空基地ある。楠隼近くの鹿屋には「永遠のゼロ」の舞台となった旧鹿屋航空基地がある。今も現役の自衛隊基地である。近くにはJAXAの基地もある。旅の最後は霧島温泉が旅の疲れを癒してくれる。

つづく

*九段を先にご紹介する予定だったが、春期講習期間に入って楠隼のお問い合わせが多かったので、順番を変更して楠隼の紹介記事を先にお届けした。