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三田学院

[2022年4月3日]

【楠隼への道】合格対策編

公立中高一貫校の合格対策は、どの都道府県も同じだと考えている人が多いようだが、正しくない。

楠隼への合格を目指す上で、特に鍵を握っているのが「志望理由書」と「面接」である。

詳しく書くとノウハウの流出につながってしまうので、概要だけのご案内に留めるが、ここをしっかり指導してくれる塾であれば、どの塾を選ばれてもいいと思う。逆に、楠隼の「志望理由書」と「面接」の指導ノウハウがない塾で指導を受けるのはリスクが大きいと考えておかれた方がよい。

楠隼への合格を目指すには、もちろん「適性検査」で得点できなければならない。出題傾向は都立中などとは違っているので、「適性検査」はどれも同じだと考えていると、合格を逃すことになりかねない。

特に、適性検査1(適性作文)の出題傾向は、都立中とはかなり違う。都立中で頻出のテーマとは違ったお題でも演習しておく必要がある。

適性検査2も都立中とは出題傾向が違う。傾向が違うばかりか、求めれれる力も違う。誤解を怖れずに言えば、楠隼の方が、公立中高一貫校の適性検査としてはオーソドックスである。粘り強く、面倒くさがらず、手を抜かず、真面目に、正解までたどり着ける力が必要となる。小学生としての、学力優等な小学生としての、常識や教養は必要条件となる。むしろ、都立中のような難問は出題されないから、取りこぼしを起こさないような、正確さとスピードがより重要となる。

合格に必要な報告書点は都立中ほど厳しくはない。しかし、「よくできる」が優勢であることは必要条件となるので、甘く見ない方がよい。

楠隼の合格の目安は、将来に国公立大学に現役合格できる素地があるかどうかと言っても過言ではない。

証拠として、卒業生の約70%が東京大学や九州大学を含む国公立大学へ進学している。国公立大学の医学部医学科への進学者もいる。

楠隼に合格した後は、1日7時限授業と、学寮の学習室における土日を含む毎日深夜までの学習が日課になるので、その覚悟が十分でない親子は、目指すべきではない。

心配しなくてもよいのは、勉強以外も充実していることだ。シリーズ宇宙学は楠隼の看板だが、この他にも、農業民泊体験、漁業民泊体験、登山、武道体験(薬丸自顕流)、南西諸島探訪、フィールド・ワーク、トップリーダー教室、イングリッシュ・キャンプ、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)研修など、将来にリーダーとして活躍する上で必要な教育も受けられる。

これらを含めても、6年間の授業料は無料なのだから、楠隼の魅力は無限大なのである。