[2022年5月10日]
都立中などの公立中高一貫校は「倍率が高いから合格が難しい」と言う人が後を絶たない。
しかし、倍率が高いから、公立中高一貫校に合格できなかったのであろうか。
私立中学入試で検証してみれば、この命題は「偽」であることが、明白になる。
2022年度の中学入試結果で検証してみる。学校ホームページなどから抜粋で引用する。
開成:実質倍率2.5倍
本郷:実質倍率2.9倍
獨協:実質倍率3.3倍
開成にスレスレで残念になった受験生なら、開成よりも倍率が高い本郷であっても合格するであろう。
本郷にスレスレで残念になった受験生なら、本郷よりも倍率が高い獨協であっても合格するであろう。
開成にスレスレで残念になった受験生なら、開成よりも倍率が高い獨協に不合格にならないだろう。
しかし、獨協に合格できた受験生が、獨協よりも倍率が低い開成に、合格できるとは限らない。ここからも、倍率が高いことが不合格の理由にはならないことが分かるはずだ。
合格できるかどうかは、入試倍率ではなく、受験生の実力に依存しているのである。
都立中は実質倍率が概ね5倍弱だ。楠隼の実質倍率が概ね2倍弱だ。
「倍率が高いから合格が難しい」と言うのなら、もし楠隼にも合格できなかった場合には、どう説明するのであろうか。
楠隼は都立中とおなじ公立中高一貫校である。定員までしか合格者を出さない。倍率が低くても不合格になる受検生は数多くいる。
倍率2倍弱は、倍率が高いとは言えないであろう。
繰り返すが、この場合に、合格できなかった理由を、どう説明するのであろうか。
「運が悪くて合格できなかった」
「縁がなくて合格できなかった」
説得力はあるだろうか。
納得する説明だろうか。
都立中への合格を目指す男子なら、楠隼も受検してみては、いかがだろうか。
公立中高一貫校は、
「倍率が高いから合格が難しい」
のではないことが、はっきりするだろう。
「倍率が低ければ合格が易しい」
のなら、誰もが容易に合格できるであろう。
心配しなくてもよい。倍率だけでなく、合格ボーダーも、都立ほどは高くないから。それなのに、大学合格実績は、都立中に並ぶほど良好だから。
楠隼を受検してみる価値があるはず。
多くの適性型私立中よりもあるはず。
せめて、説明会には参加してみてはいかがだろうか。
そして、実際に見学に行ってみてはいかがだろうか。
あるいは、「都立中合格コース」や「楠隼合格コース」などの体験授業にお越しいただいて、楠隼の魅力について、質問をされてみてはいかがだろうか。