[2022年5月17日]
麻布に受かって、小石川に落ちる。
駒場東邦に受かって、桜修館に落ちる。
吉祥女子に受かって、都立武蔵に落ちる。
大手私立中受験指導塾からの受検生の末路だ。
大手都立中受検指導塾からの都立中合格率の低さは誰もが知るところだから解説はしない。
大手私立中受験指導塾からの都立中合格率の低さは未だ知れ渡っていないのかもしれない。
大手都立中受検指導塾からの都立中合格率が低いことに業を煮やした受検生親子が、大手私立中受験指導塾からの都立中を目指す動きがあるが、代えって希望が叶わなくなるリスクを覚悟しなければならない。
大手私立中受験指導塾からの都立中を目指す受検生は、そもそも私立中の合格を最優先にしながら、3日は公立中高一貫校を併願する受験生である。第一志望は私立中学の受験生だ。
都立中が第一志望の受検生が、私立中が第一志望の受験生のマネをして、上手く行くはずもない。
学力を極限までに向上させることを目標にするのは良いが、そのために適性検査対応力を犠牲にしてしまっては、もともこもない。
適性検査で求められる高い学力は、難関私立中を突破するために必要な学力とは一致しない。
そのことを誤解したまま対策を続けると残念な結果となるリスクが増大して行く。
麻布に受かって、小石川に落ちる。
駒場東邦に受かって、桜修館に落ちる。
吉祥女子に受かって、都立武蔵に落ちる。
これでも上出来な方だ。
そもそも、麻布や駒場東邦や吉祥女子が第一志望なら、都立中に不合格になっても納得は行くであろう。
しかし、そもそも、都立中が第一志望だったのなら、都立中に不合格になっても、納得がいくだろうか。
多くは、都立中に落ちて、目ぼしい私立進学校にも全滅する。
これでは、大手都立中受検指導塾からの低偏差値私立中を併願するのと大差がない。
大手都立中受検指導塾からの都立中合格率が低いことに業を煮やしたとしても、根本的な対策方針を間違ってはいけない。
また、大手私立中受験指導塾で対策をすれば、中学入学後に通用するような「真の学力」が身につくというものでもない。
私立進学校の入学後に学業成績が低迷する受験生もまた、大手私立中受験指導塾からの受験生である。
都立中への合格をより確実にする学力の向上は、大手都立中受検指導塾ではそもそも難しいが、大手私立中受験指導塾でも難しいのである。
<特設コースのご案内>
・小4都立中チャレンジコース
・小4高輪・普連土・品川女子チャレンジコース
*PC版HPの「お得なキャンペーン」からご確認ください。
*令和4年6月20日締切の、期間限定による特設募集です。
<ご注意>
当塾の入っているビルの入り口付近に、最近「国語教室」の看板が置かれるようになりましたが、当塾とは一切関係がありませんので、お間違えのないようにお願いします。