[2022年11月14日]
全国募集の公立中高一貫校「楠隼中学高校」であるが、中学募集の出願は、11月21日(月)に始まり、12月2日(金)に締切られる。
報告書の作成を通学小学校に依頼し、5項目に及ぶ志願理由書を完成させ、入学願書に通学小学校の公印をもらい、選抜手数料(受験料)を払い込み、これらすべてを同封して、期日までに到着するように郵送しなければならない。
一年が過ぎ去るのは、実に早い。
今春入学の受検生が選抜会場に向かったことが、つい先日だったかのように、今でも思い出される。
まもなく、来春入学の受検生を、選抜会場へ送り出すことになる。
都立中の願書配布も、間もなく始まる。感染症対策のため、多くの学校では説明会は開催されない。
出願そのものを失敗する受検生親子はほとんどいないが、この時期になると緊張感やストレスが高まる受験生親子が増える。
思いは様々であろう。
いよいよ実力を発揮する機会が近づいたとばかりに武者震いが止まらない受検生がいれば、どうしてこんなに早く本番が差し迫ってくるのかと焦って取り乱す受検生もいることだろう。
すべての入試は、こんなものである。
周到に準備した者だけが、勝利する。
倍率が下がってきたからといっても、倍率が低いからといっても、準備不足で実力不足の受検生には、勝ち目はない。
何れにせよ、別途、勝ち戦を用意しておくのがよい。
最初が最後の大戦で、そこで討死したのでは、浮かばれない。
前哨戦での武功は励みになるし、本戦で討死しても慰みになる。
合格できたとしても入学する必要はない。
しかし、
合格できなかった学校には入学できない。
どんな勝ち戦を用意できたかは、全てが終わった後の満足感や納得感を、大きく左右することになる。