[2022年11月22日]
公立中高一貫校は、私立中学受験が盛んな都会にも、私立中学受験が一般的でない地方にもある。
これは、公立中高一貫校が公立高校を母体として設立されたことによる。
公立高校の闘い方が都会と地方で違うように、公立中高一貫校の闘い方も都会と地方では違う。
この中間に、トカイナカがある。
都会に近いが、都会とは違い、地方に近い都会である。
都内であれば、多摩地区の一部がそれに該当する。
特徴は、通学圏に私立中高一貫校が少なく、中学受験よりも高校受験が一般的な地域である。
このため、公立中高一貫校の闘い方は、都会型と、トカイナカ型と、地方型に大別される。
それぞれに合格までの取り組み方が違う。これはライバルたちの取り組み方が違うことから起こる。
特に断りがない限り、都立中とした場合は都会型の公立中高一貫校の闘い方を書いてきた。
このため、トカイナカの保護者や、地方の保護者は、違和感を感じることがあったかもしれないが、そこは読み分けていただきたい。
都会型の公立中高一貫校を地方型で闘っても勝てない。
地方型の公立中高一貫校は、地方型で闘っても勝てる。
トカイナカ型は都会型で闘った方がより安全である。
都会には都会の流儀があり、地方には地方の流儀がある。
これは、公立中高一貫校のほとんどが、出願資格を立地都道府県に在住であることとしていることで起こる。
都会型の闘いに、頑なに地方型で挑もうとする保護者がいるが、子のためを思うなら、もっと柔軟に都会型の流儀を受け入れた方がよい。
また、都会型の闘い方が必要なのに、地方型やトカイナカ型の闘い方を勧める塾には気をつけた方がよい。それでは都会型の公立中高一貫校への合格可能性が高くならないからだ。
検討している塾があるなら、合格率と、合格指導のタイプを、確認した方が賢明である。
楠隼は、全国募集の公立中高一貫校だから、厳密には地方型ではない。都会型の東京や神奈川や大阪や福岡の受検生も数多く参戦するからだ。トカイナカ型とも違う。都会型と地方型のハイブリッド戦になる。これは全国でも非常に珍しい。楠隼の難しさはここにある。楠隼特別型と呼んでもよいかもしれない。
志望校が、都会型なのか、地方型なのか、トカイナカ型なのか、特別型なのかの違いによって、闘い方が違う。そこを見分けずに闘いに加わっても、迷走することになりかねない。
都立中は都会型で、楠隼中は特別型で、合格を目指せばよい。
証拠は、それぞれの適性検査問題と選抜方式の中にある。
=お知らせ=
事前予告いたしました通り、12月から新年3月中旬頃まで、募集停止期間に入ります。
募集停止期間に入る前の11月中で、体験授業の実施が可能な残りの日程をお知らせします。
11月25日(金)
11月29日(火)
11月30日(水)
日数が限られますので、12月初から受講を希望されます方に、限定させていただきます。
また、1日1組とさせていただきますので、このお知らせと行き違いに、別の方のご予約が先に入りましたら、ご容赦ください。
12月1日以降の募集停止期間中も、体験授業の事前予約は承ります。ご予約いただいた順に、募集停止期間が終了したのち、体験授業の日程調整をご案内してまいります。
また、冬期講習や春期講習や夏期講習の外部募集は行っていません。塾生だけで実施いたします。
詳しくは「体験授業のお申込方法」と「募集停止期間のご案内」ページをご覧ください。