[2022年12月19日]
ハイエンドな中高一貫生が、大学受験対策で愛用すべき英単語英熟語集を、ご紹介しておく。
巷には数多くの英単語集や英熟語集があるが、多くは頻出順になっていて、個人的な評価ではあるが、実に覚えにくい。
その前に使いにくい。使いにくいから強制されないと使わないし、自主的には使わない。
難関大学の入試問題は、長文読解にしても、リスニングにしても、英作文にしても、スピーキングにしても、テーマ性をもって出題されることがほとんどである。
この場合、頻出順に英単語を覚えていたのでは、入試本番で単語や熟語の意味を、スラスラと思い出せないし、スラスラと使えないし、知らない英単語が出てきた際に類推することも難しい。
つまり、高2以降の総仕上げの段階に入ったら、英単語は「分野別」に整理して、確認をし、定着させるのがよい。
この条件を満たす英単語集は2つしかない。
・TOEFL🄬TEST対策iBT英単語、トフルゼミナール、CD4枚付、2,750円
略して「TOEFL英単語」と呼んでいる。
・鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁、鉄緑会英語科、2,310円
略して「鉄壁英単語」と呼んでいる。
TOEFL英単語がCD付きであるのに対し、鉄壁英単語はCDが別売り(3,520円)なので、TOEFL英単語の方がコスパはよい。
しかし、難関国立大学や最難関私立大学を受験するのだが、TOEFLやIELTSなどを必要としない受験生にとっては、鉄壁英単語の方が使いやすい。
重要なことは「分野別」に細かく分けて編集されているかどうかでである。分野別に、頻出の英単語や英熟語を、発音の確認はもちろん、使われ方の実例も確認できるという点で、この2冊は非常に有益である。
ただし、難易度は非常に高く、短期間での攻略には向いていないので、トップエンドの高校生であっても、高校1年から計画的に取り組む必要がある。
地方国公立大学など共通テストより少し難しい程度の英語を攻略できればよい程度であれば、必ずしも取り組む必要はない。私立大学受験生も早稲田や慶應を本気で攻略するする気がないのなら、取り組む必要はない。
なぜなら、挫折率が高い英単語英熟語集だからだ。
もちろん平易な英単語英熟語集も挫折率は高いから、有意な差はないかもしれない。
どちらも予備校が発行している英単語英熟語集だが、これを攻略するために、発行元の予備校に通う必要は、まったくない。
特に、トフルゼミナールは、シリーズで参考書を発行しているので、必要と感じた書籍を購入して取り組めばよい。全部購入しても数万円で済むだろう。
トフルゼミナールは、授業を受けると10日間で10万円前後、1年間で数百万円前後の講習料がかかるので、受講するのは最後の手段と考えた方がよい。まあ、自力で攻略できない受験生が受講しても、どれほどの効果が期待できるかは、怪しい。
トップエンドの大学受験生であれば、鉄緑会にもトフルゼミナールにも通わずに、通いなれた塾や予備校で全体の一つとして取り組んだ方が、バランスよく仕上がるはずだ。時間も有益に使える。
頻出順の英単語集は学習効率がよくない。しかも、覚えたかと思えば忘れてしまう。これは頭の中で関連性を持って記憶できていないからである。
英単語や英熟語は「分野別」や「テーマ別」に覚えた方が覚えやすい。
過去問などを解くと、それぞれ何かのテーマについての長文であることが多いから、分野別やテーマ別の英単語英熟語集が、そこで威力を発揮することを確認できるであろう。
ただし、入試数ヶ月前など直前期になってから取り組み始めては、絶対に、いけない。
英単語熟語集だけでなく、すべての勉強は、天才でない限り、長期的な計画に基づいて取り組まなければ、効果は上がらないものだ。
もちろん、学校授業で扱うような基本英単語は、学校指定の英単語熟語集で取り組むのがよい。
基本英単語熟語集と、今回ご紹介した分野別英単語英熟語集の、2つの英単語英熟語集を、本場までに余裕を持って完ぺきに仕上げられれば、第一志望大学に合格できるはずだ。
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