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三田学院

[2023年1月8日]

【都立中】二割の勝者

野生のウサギの世界では1年後に生き残っているのは2割だといわれている。言い換えれば野生のウサギは1年で8割が命を失うということだ。

生存確率20%

かつては学年の約5%しか進めなかった国公立大学は、少子化で1学年の人数が半減して約10%が進めるようになった。

これに、早稲田や慶應などの難関私立大学や、MARCHや関関同立などの上位私立大学を含めれば、それらの大学に進める人の割合は約20%になる。

受験競争の勝者になれる確率は、野生のウサギの生存確率に近い。

敗者となる確率は80%

これは都立中高一貫校へに進学希望がかなわない小学生の比率にも近い。

勝者20%の法則

これは、自然界の掟、なのかも知れない。

東京都港区では、約70%が中学受験を目指して対策をし、約40%が私立中や都立中や国立大学附属中へ進学する。

そうなると、勝者になれたと思った人の中にも、正真正銘の勝者ではない人が、含まれている可能性がある。

大学受験における真の勝者を、国公立大学の上位大学約半分と、早稲田と慶應の一般学部と、医学部医学科に進めた人だとすれば、上位10%程度かもしれない。国公立大学を全て含めば上位15%くらいだろうか。私立大学をMARCHまでにすれば上位約20%になろう。

誰もが上位10%や上位20%の大学に進めるわけではない。

東京の大学進学率は70%を超えている。
全国の大学進学率は50%を超えている。

東京の、港区や千代田区や文京区や中央区などでは、中学受験率も、50%を超えている。

闘って敗者となるか、闘わずして敗者となるか。
闘っても闘わなくても、敗者は敗者でしかない。

あなたは、どのように2割の勝者を目指すのか。
あなたは、どうしたら2割の勝者になれるのか。

多くの人と同じように行動すれば、確実に8割が敗者になる。

野生ウサギの教訓は、深く、そして、悲しい。


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