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三田学院

[2023年1月31日]

【都立中】決戦前夜

東京と神奈川の公立一貫校入試がまもなく決戦を迎える。

新小4から3年間も準備してきたのに、決戦はわずか数時間で終わる。

もっと言えば、産まれてこの方、12年間、この日に備えて来たのに、決戦はわずか数時間で決着する。

合格か、不合格か、しか、ない。

引き分けはない。受け直しもない。

挑戦は一生に一度しかできない。

受検生と保護者は、決戦を前に、何を思うだろうか。

桶狭間の戦いの前に、織田信長は舞を踊ったそうだが、もう今となっては、できることは気持ちを落ち着かせることぐらいしか、ないかもしれない。

しかも、相手は強敵である。

味方3,000人に対し、敵方20,000人以上、約7倍の軍勢で攻め寄せてくる。

ただし、勝機はある。

敵大将の周辺に旗本300騎のみなら、1,000の手勢があれば、勝てる。

この日のために、作文演習に励んできた。
この日のために、適性演習に励んできた。

その前に、しっかりと学力をつけてきた。

一騎打ちなら、絶対に勝てる。

狙うは合格のみ。雑兵は相手ではない。

心を静め、耳を澄ませ、知恵を研ぎ、立ち向かうがよい。

最後は一人、そして、事は一瞬にして動く。

怖れることはない。


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