[2023年2月14日]
匿名でも書き込みができるブログなどのSNSでは、全敗した暴露ストーリーを読むことができる。
多くはしばらくすると消えてしまうので、この時期だけが読み盛りでもある。
実力の届かない学校ばかりを子に受験させて、案の定すべて不合格になりながら、すがすがしく不合格実績を公開しているSNSを見かけるが、これは良い意味で、大手塾の霊感商法にすっかり洗脳されてしまった保護者の成れの果てだろうか。
実力の届かない学校ばかりを受験するというのは、中学受験に特有の現象で、高校受験や大学受験では、見かけない。
高校受験では、通学する中学校の担任教員や進路指導教員などから客観的に指摘されるし、大学受験ではよほどの認知能力のない受験生でない限り受験生本人が認識するので、ほぼありえない。
中学受験だけは、ほぼ親の意志で受験校を選択できるので、このようなことが起るのであろう。
子に、まさかの奇跡を期待するのはかまわないが、それが、子育てや、教育上の、適切な判断や行為かどうかは、一考の余地がありそうだ。
中学受験で全敗しても、その後にリカバリーできるケースもなくはないが、全敗経験者のすべてがリカバリーできる訳ではないことも、知っておくべきだろう。
子にふさわしい目標こそ、子を成長させる。そう考えた方が、適切であるし、安全でもあろう。
親の狂気は、子の成長を妨げかねない。
子育てで大切なことは、親の正気と、親の愛情である。
狂った正気(狂気)でも、歪んだ愛情(見栄や虚勢や教育虐待)でもない。
全敗した子を責めてはいけない。
責任は親にあるのだから。
親が反省して、中学受験を締めくくるのが、正しい終わり方であろう。
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=お知らせ4=
新小6志望校別対策コース(都立中各校と楠隼中)は、まもなく募集終了となる見込みです。
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