[2023年2月21日]
東京大学など難関国立大学の推薦入試結果が発表された。
おもな超難関進学校(私立御三家、都立重点校、都立中高一貫校など)からの合格者数は以下の通り。
<東京大学>
小石川3
灘高校3
日比谷2
麻布2
桜修館1
ラ・サール1
*小石川は東京大学の推薦入試合格者数で全国トップとなった。
<一橋大学>
小石川2
*小石川は一橋大学の推薦入試合格者数でも全国トップとなった。
<東京工業>
小石川1
桜修館1
九段1
都立西1
都立戸山1
桜蔭1
麻布1
<東北大学>
都立西2
都立立川2
小石川1
都立武蔵1
都立富士1
南多摩1
都立国立1
<京都大学>
灘高校3
大阪府立北野3
都立三鷹1
日比谷1
麻布1
<九州大学>
小石川1
都立立川1
小石川の全国レベルでの圧倒的な強さが分かる。
小石川だけでなく、都立武蔵や桜修館や九段などの都立中上位校も、しっかり難関国立大学に推薦合格者を輩出していて、それぞれの都立中の校内上位層は、もはや私立御三家を上回る実力に達していると言えなくもない。
私立御三家からは、かろうじて男子校2番手の麻布と女子校1番手の桜蔭が推薦合格者を出しているが、小石川には全く及ばない。小石川以外の都立中上位校にやっと肩を並べられるかどうか、という程度の結果となった。
注目すべきは、男子校1番手の開成の名前が見つけられないことである。ここから考えられることは、私立超難関進学校は、一般入試には強いが、推薦入試には強くないのではないか、ということだ。
つまり、従来形式の学力試験型一般入試には対応できているものの、新しい形式の推薦型入試や総合型入試には対応できていない可能性があるということだ。
東京大学だけでなく全国の難関国立大学への推薦合格者数における、都立中の強さは注目に値する。
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