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三田学院

[2023年5月2日]

【都立中】学内下位層の厳しい現実

今や誰もが認める難関校となった都立中だが、都立中に合格できても、それだけでは安心できない。

これまで多くの塾生を都立中に合格させてきたことで、都立中のさまざまな内部ナマ情報も入ってくるようになった。その中でも、こと卒業後の進学先については、世間一般の認識とは大きく違うのではないかと感じている。

週刊誌やネットなどで、華々しい大学合格実績の情報が拡散されるが、その多くは成功者の実績でしかない。輝かしい合格実績の陰に、不本意な結果に終わる人がいることも、忘れてはならない。

ある都立中の卒業生の進学先は、東洋大学である。
別の都立中の卒業生の進学先は、日本大学である。

東京大学や早稲田大学や慶應義塾大学など、国立大学や私立大学の頂点大学に合格し進学する輝かしい卒業生が多い中で、そうした夢を実現できずに都立中を卒業して行く人もまた、少なくはないのだ。

東洋大学や日本大学と言えば、世間一般では「日東駒専」と呼ばれる、日本大学と東洋大学と駒澤大学と専修大学による大学群に属する大学である。

私立大学の難易度別の大学群は、世間では一般的に次のように言われている。もとは蛍雪時代などの受験雑誌が創作したものだが、週刊誌やネットだけでなく、私立高校の大学合格実績宣伝用としてもよく見かける。

そもそもは、「早慶上理」など、相互に何ら関係ない大学どうしを、何らかの意図をもって、発信者が勝手にグループに仕立て上げたものでしかない。実際の難易度が似ているかどうかも、けっこう怪しいので、参考程度にしか利用しない方が賢明ではある。

早稲田・慶應
上智・東京理科・ICU
G-MARCH
成成明学獨国武(成蹊・成城・明治学院・獨協・国学院・武蔵)
日東駒専(日本・東洋・駒澤・専修)
大東亜帝国(大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士館)

もはや古い分け方なので、今や実態に則していないが、その解説は別の機会に譲るとして、これで東洋大学や日本大学の、およその位置を確認できるであろう。

繰り返す、

ある都立中の卒業生の進学先は、東洋大学である。
別の都立中の卒業生の進学先は、日本大学である。

ここから、2つのことが言えるであろう。

東洋大学や日本大学も、合格するのはかなり難しいということ。
都立中生の進学先として、東洋大学や日本大学がありうること。

この日記の読者はとっては、2つ目の方が、衝撃的であろう。

都立中合格者が、6年後に、都立中不合格者から、大逆転されてしまう可能性が、大いにあるからだ。

これは、都立中不合格者にとっては朗報かもしれないが、都立中合格者にとっては実に不都合な真実かもしれない。

まあ、こうした実態は都立中に限ったことではなく、むしろ難関私立中高一貫校の方がより鮮明なので、申し添えておく。

「志望校に合格したら、しばらくはゆっくりしていい」などと、決して思わない方がよい。

それをするなら、大学受験で志望校に合格してからだろう。


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