[2023年5月8日]
都立中の異次元難化(第一次異次元難化)の予想が的中してから、かなりの月日が流れた。
今春に大学入試を迎えた都立中卒業生たちは、第一次異次元難化以前のほぼ最終世代に相当する。
第1次異次元難化は、小石川から始まり、続いて都立武蔵、そしてその他の都立中へと数年かけて波及して行った。
第一次異次元難化も、入学者の全員でイッキに起きたわけではない。
まず、ボーダー難易度が徐々に上昇して下位層のレベルが上がり、やや遅れて中位層と上位層のレベルが上がっていった。
象徴的なのは、私立御三家中との併願合格者が、ある年を境に急激に増えたことだ。これにより、都立中の上位校は名実ともに難関中高一貫校入りをした。
この第一次異次元難化以降の入学者が、再来春辺りから大学受験に臨むようになる。ここ数年はほぼ横ばいが続いていた大学進学実績は、もう一段、向上することが見込まれる。
大学進学実績の向上が広く明らかになれば、中学受検生親子の注目度は当然に高まることとなる。
第二次異次元難化の引き金は、第一次異次元難化以降の入学者の合格実績が引くことになる可能性が高い。
都立中においては、すでに牧歌的な適性検査対策は通用しなくなっている。そして、第二次異次元難化は、まだそのことを認識できていない層にも、強烈に知らしめることになるだろう。
巷には、牧歌的な公立中高一貫校対策教材が溢れつつある。しかし、こと都立中対策に関しては、そのどれもが、もう随分前から通用していない。
大手塾の低い都立中合格率が、そのことを如実に証明している。
第一次異次元難化に適切に対処できた実績があり、第二次異次元難化に適切に備えることができる指導だけが、次の時代の都立中受検に対応していけることになるであろう。
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