[2023年6月16日]
全国募集の公立中高一貫校「楠隼中学高校」は、2026年度から、共学化し高校募集を停止して完全中高一貫化する。また、入寮せずに自宅などからの通学も認める。
6月14日付けの南日本新聞が1面トップで報じた。
翌日15日の南日本新聞でも特集記事が組まれた。
現鹿児島県知事が、3年前に楠隼の共学化と通学可化を公約にして当選したことから、いずれこうなるだろうことは予想されてはいた。
ただ、来年の県知事選挙で別の候補者が当選して、この方針を撤回する可能性がないわけではない。
すでに保護者向けには文書が配布され、在校生には臨時集会で校長による説明がなされた。
男子校であることや全寮制であることを理由に入学を希望した人も少なくないため、保護者や在校生の一部には戸惑いがあるだろうことは否めない。
ただ、現県知事が当選した3年前から、将来的に共学化や通学可の可能性はあったので、現中3以下の在校生と保護者にとっては突然の知らせという訳でもない。
2026年度からであれば、前県知事時代に入学した在校生がすべて卒業してからとなるはずなので、全寮制男子校であることを完全に前提として入学した在校生は、この共学化と、通学可化と、完全中高一貫化の影響は、直接的には受けないことになる。2026年度からとしたのは、そうしたことへの配慮があったからかもしれない。
全国募集の公立中高一貫校であることは継承されるので、これにより新たに全国の女子受検生にも門戸が開かれることになる。
ただ、女子寮の設置場所や設置方法などについては、現時点ではまだ未定なため、女子受検生が本格的に参入できるようになるのは、もう少し先になるかもしれない。
共学の公立完全中高一貫校を謳うのであれば、女子入学者の受け入れ体制を早期に整えるべきであろう。
それこそが、楠隼が新たな発展ステージに入る条件になる。
高校募集を停止すれば、中学入学定員の拡大も可能になるだろうから、その分を本格的かつ積極的に女子の受入れに割り振ってもよいのではないだろうか。
一学年の人数が増えれば、国公立大学や難関私立大学の合格者数も増えることになるだろうから、さらに注目度が上がっていくかもしれない。
楠隼中合格コースは開設して5年目を迎えている。過去の塾内受験生は全員を合格させてきた。都立中合格コースとともに、もはや主力コースの一つと言っても過言ではない。
ほとんどの都立中への合格率100%を誇る都立中合格コースのノウハウをもとにして、都立中の併願校として指導を開始したが、楠隼独自の面接指導や楠隼独特の適性作文指導に磨きをかけたことで、看板コースの一つにまで育ってくれた。
今はそのことを誇りに思う。
今年度からは、新たな指導内容を追加して、楠隼中の出題傾向により適した指導内容にバージョンアップさせた。楠隼中の合格指導にこれまで以上の手ごたえを感じている。
共学化については様々な意見があるだろうが、女子にも門戸が開かれたことは素直に歓迎したい。
楠隼中合格コースで、女子受検生を指導できる日が来ることを、とても楽しみにしている。
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