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三田学院

[2023年8月1日]

【都立中】英語4技能教育の窮状

全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で、中学3年の英語の平均正答率が低迷したことが分かった。

4技能すべてで正答率が大きく下がったが、特に「書くこと」と「話すこと」の下落幅が大きく、「書くこと」は前回正答率46.4%から24.1%へ、「話すこと」は同じく30.8%から12.4%へと、英語4技能強化を目指した教育政策とは、まったく正反対の成果になった。

英語4技能化と小学英語の開始を受けて、巷では小中学生向けの英会話教室が盛況のようだが、とても残念なことに、特に重要視されていた「話すこと」に関しては、壊滅的な結果となった。

かねて、英会話教室に通っても英語力は向上しないと指摘してきたが、これほどまでに明確に証明されるとは予想できなかった。

英語4技能は、向上どころか、低下してしまった、のである。

英語力を向上させようとして、英語力を低下させてしまった、のである。

学校教育や民間英会話教室は、英語力の強化に関して、根本的な間違いを犯している可能性がある。

全国学力調査の英語4技能の平均点が壊滅的な低下をした一方で、近年の大学入試英語4技能型入試の状況を分析すれば、このような状況下でも、英語力を格段に向上させた人たちが、少なからずいたことは明白である。

TOEFLやIELTSなどの英語外部試験を利用した難関大学入試の合格難易度は鰻登りである。

英語4技能に関しては、現状の民間英会話教室や学校教育では、向上を期待するのは難しいということを、認識した方がよいだろう。

それらに期待し続けていたら、少なくとも現状においては、難関大学の英語4技能入試を突破できないし、社会で使える英語力を身につけることも難しいであろう。


=お知らせ1=
鹿児島県立楠隼中学校は、2026年度からの共学化や高校募集停止などが検討されることとなり、近い将来の入試方式や難易度が正確に予想しづらくなったため、「楠隼中合格コース」の募集を停止します。

代わりに、当面の間は、「中堅私立中チャレンジコース」で、楠隼中受検生をお引き受けします。

あるいは、「都立中合格コース」でも楠隼中合格指導を行っていますので「都立中合格コース」もご検討ください。ただし「都立中合格コース」では、都立中受検生が楠隼を併願することを想定した指導となりますので「募集基準」が違います。事前にご了承ください。

=お知らせ2=
体験授業をご希望されます方は、PC版トップページの「インフォメーション」→「体験授業・学習相談」→「体験授業のお申込方法」を、事前にご確認いただいてから、ご連絡をお願いします。

「24時間WEB予約」は、ご利用をご遠慮ください。

=お知らせ3=
9月1日からの受講スタートをご希望される方は、8月のお盆前までに「体験授業」をお済ませください。

=お知らせ4=
「教室案内」のチラシを「教室の入口ドアの外面に置く」ことにしました。ご自由にお持ち帰りください。ドアノックやインターホン呼び出しの必要はありません。

=お知らせ5=
こちらからの返信メールにお気づきになられない方が多いようです。いつもはご覧になられていないホルダーなども、ご確認くださいますようお願いします。


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