パソコン版を見る

三田学院

[2023年11月2日]

【都立中】男女合同定員で女子校化するのか

男女合同定員で入学者を選抜することにした都立中だが、いろいろな憶測が飛び交っているようだ。

都立中10校より1年早く男女合同定員となる九段中等では、女子在校生の間で、この男女合同定員が話題になっているらしい。

・B区分は女子入学者が多くなりそう。
・A区分はそうでもなさそう。
・男女別定員にまた戻すのではないか。
・とりあえずB区分男子は厳しそう。

猶予期間や移行期間を設けなかったのは、もしかしたら九段の自信の表れなのかもしれない。

かつて九段は、女子の合格ボーダーが男子よりも明らかに高かった時期があったが、今はかつてほど大きな開きはないから、男女別の合格者数に多少の違いはあっても、大きな混乱は起きないだろうとの判断があったかもしれない。

もちろん、これは推測でしかないので、蓋を開けて見なければ、どうなるかはわからない。

まだ出願前であり、男女合同定員になると知り、志望校を九段から別の都立中に変更したり、別の都立中から九段へ変更したりする動きがあるかもしれないので、事前の正確な予測は難しい。

都立中の男女合同定員の前哨戦にもなるので、九段の動向に注目したい。

ただ、男女別の受検番号自体をなくす可能性もあり、合格発表で男女別の合格者数を確認できるかは不明だ。九段に在籍する塾生の情報が最も早く正確になるかもしれない。

概ね女子優勢の都立中だが、男子優勢の都立中もある。

男子優勢の都立中では、例年通りの出願であれば、男子の合格者が多くなるだろうから、かならずしも全ての都立中で女子合格者数が増えるということにはならない可能性がある。

まあ、際どい男子受験生が受検を断念し、際どい女子受験生の参戦を強めれば、全体での女子優勢はありうる。もちろん、その逆も然りである。

もともと女子受検生には報告書点が高い受検生が多いので、男女合同で闘うとなると、男女別だからこそ勝ち残れた、報告書点に難のある男子受検生は、かなり厳しい闘いを強いられるかもしれない。

ただ数年前から、適性検査問題の難易度が大幅に上がったので、適性検査で高得点が取れるなら、以前よりも報告書点は致命傷にはならなくなった。

適性2や適性3でなら高得点を取れる男子受検生は少なくはない。

男子も女子も、報告書点と、適性作文(適性1)と、適性検査(適性2と3)の、総合得点での闘いになるのだから、いずれかの弱みをどれかの強みで十二分にカバーできるなら、そもそも心配はいらないはずだ。

しかし、どこかに難があると、他にも難があることが多く、どこかに難がある受検生は、その難を克服できないままだと、劣勢のままになることが多いようだ。



にほんブログ村 受験ブログ 公立中高一貫校受験へ
にほんブログ村


にほんブログ村 受験ブログ 中高一貫校受験へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村