[2023年11月17日]
都立高校や都立中学で、男女平等定員の導入が、進んでいる。
合格者の最低得点が、男女で差があるのは、男女不平等であるという主張は理解できる。
しかし、男女合同定員にすることで、男女平等になるという主張にも、疑問の余地がある。
女子より成長が遅い小学生男子や中学生男子が、これらの年齢では成長が早い小学生女子や中学生女子とまったく同じ土俵上で闘わされることに、本人や保護者が不平等さを感じてもおかしくはない。
同一の入学試験問題を解かせて、男女で得点率が違うことにも、改善の余地がありそうだ。
男女の成長差がほぼなくなるか小さくなる大学受験では、男女合同定員は広く納得されるかもしれない。しかし、中学受験や高校受験では、男女の成長差は考慮されても男女差別にはならないと考えられなくはないし、成長差を考慮することこそジェンダーに対する適切な態度だと考えられなくもない。
解決策がない訳ではない。
男女で最低得点に差があると、納得できない人がいる。
男女で合格者数に差があると、納得できない人がいる。
それならば、男女合同定員であっても、入学者数が男女で違わないようにすればよい。
そを実現する一案として、同じ入試問題であっても、得点率が男女で差が生じないように、入試問題を作成するという案が考えられる。
経験豊富な作問者であれば、出題する問題を少し工夫すれば、できなくはないはずだ。
算数分野なら算数なりの、理科分野なら理科なりの、国語分野なら国語なりの、社会分野なら社会なりの、工夫の仕方があるはずだ。
すでに工夫しているのではないかという問題も見かけなくはない。
具体的なアイデアを思いついてはいるが、ここで書くことはやめておく。
合格者の最低点が、男女で違わなければ、男女別定員でも、男女合同定員でも、誰も不満に思わず、誰も辛く感じないはずだ。
そもそも、男女別定員か男女合同定員かで、争う意味はなくなる。
それでも、志願者数が男女で大きく違えば、結果として入学者数に大きな男女差が生じることは起こりうるだろうが、そこには問題意識は向かないのではないだろうか。
<お知らせ1>
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